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リビングダイニングキッチン(LDK)の間取り
公開日:2015年07月09日
リビングダイニングキッチン(※以下LDK)は、リビングとダイニングとキッチンをひとつの空間にした間取りです。最近では、LDKの間取りが主流になっています。
リビングダイニングキッチン(LDK)のメリット
それぞれが独立した空間が良いという家庭もありますが、それなりのスペースが確保できないと狭く感じてしまうことがあります。
LDKの間取りでは限られたスペースの中で広く使うことができます。
家族同士のコミュニケーションが取りやすい
部屋に区切りがないLDKは、家族の様子をうかがいながら、コミュニケーションもとりやすいといったメリットがあります。リビングでくつろぐ人、ダイニングで作業をしている人、キッチンで調理をしている人がそれぞれが違うことをしていても同じ空間にいるため、ライフスタイルが違うという家庭でもコミュニケーションが取りやすい空間づくりが可能です。
解放感があり、大人数でも対応可能
LDKは解放感があるため、来客時などにプライベートスペースを開放しホームパーティーを楽しむことができます。面積がそれほど取れない場合には、キッチンの配置を対面式ではなく壁付け型などオープンな空間にすると、広さを確保することができるので大人数にも対応することが可能です。
ただし、生活の動線が大事な場所となるため間取りの配置にはしっかりとプランをたてる必要があります。
ダイニングを中心としたリビングダイニングキッチン(LDK)
LDKのリフォームを考えた時、ダイニングを中心とした間取りにすることでさまざまな活用ができます。
ここでは、一例をご紹介します。
ダイニングテーブルを大きくして多目的に

大きなダイニングテーブルを活用すると、家族がそれぞれ思い通りに作業をしながらLDKでの時間を楽しむことができます。例えば、子供の勉強机として利用したり、アイロンがけや家族の趣味など、ダイニングテーブルを大きくすることで、様々な作業が可能になります。
素材にもこだわって、座りやすいダイニングチェアなどを選び、ダイニングを居心地の良い場所にすれば、自然と家族みんなが集まる場所となります。
リビング部分を小上がりの畳スペースにする
リビングは、テレビやソファを置き、和やかに過ごす空間ですが、ダイニングとの兼ね合いやLDKの広さが十分に取れなかった場合、ソファを置いてしまうと窮屈になってしまう場合があります。
ここで考えられるのが、リビングの部分を小上がりの畳スペースにする方法です。ダイニングテーブルと小上がりスペースを合わせ、テーブルでも小上がりスペースでも食事や作業ができるようにした間取りにすることもできます。
小上がりスペースは、少し寝ころぶ、洗濯物を畳む、来客時に腰かけるなど多目的に利用できるくつろぎの空間ができるだけでなく、畳上の視線の高さをダイニングからの視線と合わせることもできます。
視線をフラットことは不快感を生まずに、会話のリズムや雰囲気を整える効果があります。
リビングダイニングキッチン(LDK)のゆったりした広さはどのくらい?
LDKをリフォームするなら、広い間取りを取りたいと思う人は多いでしょう。しかし、LDKの広さには定義がなく、明確な基準がありません。単に広いといっても、広さの感じ方には個人差があります。一般的にゆったりとしていると感じられる広さとはおおよそ何畳なのでしょうか。
ゆったりとした広さだと感じるのは約20畳程度
主にLDKはリビングにソファ、テレビを配置し、ダイニングにダイニングテーブル、椅子を配置します。最低限これらの家具が生活動線を損なわない範囲で配置し、キッチンも十分な広さをとった場合、LDKの広さは約15畳程度が必要になります。
15畳の広さがあっても、家具などによって圧迫感がある場合がありますので、生活動線を考えた上で、ゆったりとしたと広さだと感じられるのは約20畳程度だといえます。
LDKの視覚的な解放感も重要
20畳の広さを確保できたとしてもLDKの形は様々です。
長方形のLDKもあれば、正方形のLDKもあり、家具の配置や明るさ、間取りなどちょっとした工夫で部屋が広く見えたり狭く見えたりもします。
例えば、キッチンやダイニングからリビングを見た際に、外の景色を取り込む事ができれば部屋全体を明るさによって広く見せることができます。また天井を吹抜けにしたり、勾配天井にしたり高い天井にするだけでも開放感を得る事ができます。
数字だけにとらわれることなく、視覚的に開放感があるLDKにするにはちょっとした工夫が必要です。