玄関リフォームのノウハウ

照明

内・外玄関の照明の役割と選び方

玄関は、内側と外側で適した照明が異なります。
外側の照明とは、玄関に入る前のところにある照明のことを指し、訪問者を導く灯りとなるだけでなく、侵入者を寄せ付けない防犯の役割も担っています。そのためにも明るい照明が大切となってきます。ただし、外玄関にずっと明るい照明を設置しておくのはあまり経済的ではないので、人が来た時だけ点灯する人感センサーのタイプが便利です。

内側の照明の役割としては、訪問者の顔が良く見えるようにすることや、転倒する危険を防ぐために設置します。いずれにしても外側と同様、明るく照らすことが大切です。他にも、玄関を演出するための役割をもった照明などがあり、内側に適した場所に設置する必要があります。

内玄関の照明

内玄関の照明を選ぶときのポイントとしていくつか抑えておくべきことがあります。次の点に注意して自宅に適した照明を選びましょう。

明るくあたたかみがある照明

内玄関は、家に帰って最初に目につく場所であり、お客様を迎え入れる場所でもありますので、明るくあたたかみがある照明を選ぶということが大切です。光源は蛍光灯より白熱灯のほうが柔らかい雰囲気を出せるため、玄関に適しています。また、お客様の顔がよく見えるように照明は上部に設置しましょう。

安全性にも配慮する

多くの家庭では、玄関の土間部分と室内との境に段差があります。この段差につまずいたり、転倒したり、などの危険があるため、照明も安全性に配慮しなくてはなりません。

安全な玄関にするためには、少しでも危険を軽減できるように工夫する必要があります。明るい照明はもちろんですが、雰囲気を出すために間接照明を設置する場合は、隅の方に置くのではなく、足元を明るく照らすことができる位置に設置することをおすすめします。

玄関に入ってから手探りでスイッチを押さなくてもいいように、人感センサーや暗くなると自動で点灯するタイプの照明器具を選ぶことで安全性は高くなります。

照明で玄関の演出をしたい場合は

内玄関をお洒落に演出したい場合は、スポットライトを補助的に使うと効果的です。足元や花瓶の近くに設置すると、印象的な玄関を演出することができます。

玄関の一番先の奥にもスポットライトやダウンライトなどの間接照明を取り入れることで、安心感が生まれ入りやすくなるといわれています。

外玄関の照明

外玄関は玄関ポーチなどに段差があることが多いので、玄関周りが暗いと、つまずいて転倒する可能性もあり大変危険です。

そのため足元を照らすフットライトや、人が近づくと点灯する人感センサー内蔵の照明器具が適しています。防犯対策としては、人が近づくとフラッシュのような強い光を放つ、フラッシュ機能がついたセンサーライトが有効的です。

外にある照明のため、防雨性や防湿性に優れた照明器具を選ぶ事や、玄関ドアとのデザインを考えて選ぶことも重要です。

節約できる照明にも注目

外の照明は防犯上、夜通しつけておき、明るくしておくことが理想ですが、ずっと点灯することはコストもその分かかるということです。

コストを抑えることができるLEDに注目しましょう。LEDは少ない電力で明るさを出す事ができ、自動で明るさが切り替わるタイプのものにすることでエコにもなります。

節約ができる照明を上手く取り入れることも検討し、外玄関の照明を選びましょう。