
メンテナンス(手入れ、掃除)
玄関の手入れ方法と消臭対策
公開日:2015年07月22日
玄関の手入れ方法
住まいの顔ともいえる玄関は、常に手入れを怠らず、清潔さを保っておきたいものです。そこで、玄関の手入れ方法を場所別にご紹介します。
たたき
玄関入ってすぐのたたきは、一番汚れやすい場所です。靴の底についた砂やほこりがすぐにたまり、雨の日には泥となるため、こまめな手入れが必要です。
手入れ方法としては、ほうきや掃除機で大きなゴミを片付け、その後雑巾やモップで水拭きをします。汚れがひどい時は、リビング用の洗剤で拭き掃除やブラシでこすり、水で流します。たたきの材質によっては水に弱いものもあるので注意しましょう。
定期的にワックスをかけておくと、汚れを防ぐことができ、毎日の手入れが楽になります。
収納ボックス
収納やシューズボックスは、中のものを一旦全部外に出してから掃除をします。靴の底についた土などで結構汚れている場所なので、念入りに掃除をしましょう。
掃除機やはたきで大きな汚れを落とし、その後雑巾やウェットシートなどで拭き掃除をします。湿気によるカビが発生しやすい場所なので、十分に乾かしてから収納ボックスの中身をしまうようにしましょう。
壁・天井・照明
照明器具は汚れると明るさが落ちてしまいます。
電気を消して、充分に熱が冷めてから電球は固く絞った雑巾などで拭きます。カバー付きのシーリングライトはカバーの内側と外側も同じように拭きましょう。
壁や天井は、他の部屋と同様にまずはたきでほこりを落としてから、住宅用洗剤で拭きます。掃除を行う際は、高い所から順にやると効率もよくなります。
玄関ドアの手入れ
玄関ドアも手入れが必要ですが、材質によって方法が異なります。
木製ドア
木製ドアは水と相性が悪く、反りや歪みの原因になるため、乾拭きが原則です。週に1度程度の乾拭きと、月に1度程度ワックスがけをすると汚れがつきにくくなります。注意するポイントとしては、固いものを使ってこすらない、濡れたらすぐに拭くようにすることです。
天然素材となる木製のドアを長持ちさせるためには、日頃からの手入れが大切です。メンテナンスも5年を目安に行うようにしましょう。
金属製ドア
金属製のドアは水拭きができます。汚れなどを放っておくとサビの原因となりますので、1~2週間に1度程度、水拭きをすします。汚れがとれない場合は、中性洗剤を使い、柔らかいスポンジ等につけてこすり、洗い流します。
金属製も木製と同じく、固い物でこすると傷がつくので注意しましょう。もしサビが発生してしまった場合は、周囲を傷つけないよう注意しながらサンドペーパーでこすり落とします。
玄関の消臭方法
原因はカビ!?
玄関や下駄箱はこまめに手入れなどをしなければ嫌な臭いが充満する場所です。その臭いの原因は大抵が靴からきています。
外から帰り、脱いだ靴は汗による水分や体温による熱をもっています。その状態の靴を下駄箱にしまうことで、湿気がこもり、カビや細菌が発生しやすい環境となります。このカビが増えることで臭いの原因となっています。
そこで玄関全体の臭いを消す方法と、臭いの原因である靴の消臭対策を把握し、清潔な玄関空間を保てるようにしましょう。
臭いを消す方法
臭いを消す道具として活用できるのが、重曹です。
水をまける玄関であれば、ほこりやゴミを取り除いた後に水をまきます。その後重曹をまき、ブラシなどでこすり、再度水を流して乾かせば完了です。
水を流せない住宅の場合は、代わりに少量の水をまいて新聞紙で吸い取ります。
下駄箱は、湿気やカビが臭いの原因となっていることが多いので、通気性を良くすることが何よりも大事です。
最も簡単な方法としては下駄箱を開けておくことです。臭いが取りきれない場合は、掃除をし、充分に乾かしてから消臭スプレーなどをしておくと良いでしょう。
カビを発生させる原因となる湿気には新聞紙が効果的です。靴の下などに敷いておくと、湿気を吸収するだけでなく掃除も楽になります。
靴の臭い対策

臭いの元になっている靴にも、もちろん消臭対策が必要です。
臭いの消臭に効果的なものとして、お茶に含まれるカテキンが良いとされています。
やり方としては、お茶の出し殻をよく乾かしてからティーバッグやガーゼなどに包み、1足ごとに入れておきます。下駄箱の隅に置いておいても良いでしょう。
他にも、コーヒーの殻を天日干ししたものや、重曹、10円玉を入れておくなどの方法も効果的です。
同じ靴を何日間も連続して履かず、いろいろな靴を履くようにすることでも臭い対策となります。靴は1日履いたら最低でも2日は乾燥させておきましょう。こまめに中敷きを交換することでも効果的です。