ガレージ・車庫・カーポートリフォームのノウハウ

基礎知識

カーゲートの種類と選び方

カーゲートの種類

シャッター

シャッタータイプのカーゲート

シャッタータイプはグレード感があり、防犯性に優れています。開閉操作は手動タイプのほか、リモコンで行う便利な電動タイプもあります。デザインはプライバシー保護を重視した目隠しタイプや開放感のあるパイプタイプなどもあります。

目的に適したシャッターを選ぶとともに、フレームのデザインは、門扉や建物の外壁とコーディネートすると良いでしょう。

引き戸

引き戸タイプは、重厚感がある雰囲気を持ち、安定感がある操作ができるのが特徴です。門扉を収納するスペースが必要ですので、充分な幅があるか、エクステリア全体に与える影響などを考えて設置する必要があります。両開き、片開き、門扉を兼ねた開き戸付きなどがあります。

折れ戸

折れ戸タイプは、門扉を兼ねる場合に適しているデザインです。高さがあるタイプを選ぶことで、防犯性を向上させることもできます。デザイン性の高いタイプも出ており、個性的なカーゲートにしたい方におすすめです。

跳ね上げ

跳ね上げタイプは、車の出し入れの際にゲートが90度回転して上に上がり、それ以外の時はゲートが道路側に降ろされた状態になる構造のものです。シャッターの収納スペースが必要ないのが利点です。

防犯性に優れており、開閉は手動と、リモコンで操作する電動があります。

伸縮(アコーディオン)

アコーディオンタイプのカーゲート

伸縮タイプは、アコーディオンのように横に引き伸ばして使うタイプのゲートです。片開き、両開き、レールのあるタイプ、ないタイプがあります。どんな場所にも取り付けやすい柔軟性のある門扉です。間口のサイズは豊富で、敷地に応じたものを選ぶことができます。

車止め

車止めは、ポールを差し込んでチェーンを渡すなど、簡単で比較的安価に取り入れることができるカーゲートです。変形敷地や傾斜のある敷地などにも設置することができる柔軟性が特徴です。開放感がある門まわりを演出することができます。

カーゲートの選び方ポイント

設置する目的をはっきりさせる

カーゲートには様々なタイプがあり、設置する目的によって選ぶべきポイントが異なります。車の出入りだけが目的なのか、自転車やバイクでも出入りするのか、防犯や門扉も兼ねているのか、といった目的をはっきりさせるとともに、庭やアプローチなどエクステリア全体のプランも明確にしなければなりません。

境界線を示すだけで良いのであれば、ポールとチェーンだけでも充分ですし、侵入防止や目隠しも兼ねたいなら、シャッタータイプなどが適しています。

出入りがスムーズになる電動式

カーゲートのシャッターは手動式と電動式があります。

便利なのはもちろん電動式ですが、手動式にも需要はあります。しかし手動式にすると、車の出入りのたびに、一旦車を降りてゲートを開閉しなければなりません。雨の日も雪の日もいちいち開閉のために車を降りるのは思っている以上に面倒です。

車に乗る頻度がそれなりに高いのであれば、電動式をお勧めします。但し、電動式は手動式よりも値段が高く、電気代がかかるのが欠点です。

開閉音の確認も忘れずに

カーゲートは必ず開閉音を確認してから選ぶようにしましょう。電動式、手動式に関わらず、大きな音や不快な金属音を立てるカーゲートが中にはあります。深夜、早朝の出入りがある場合は、近隣への迷惑になりますので注意が必要です。

また開閉方法や防犯面、緊急時の操作方法についても、実際に操作して確認しておいたほうが良いでしょう。手動式なら重さも重要です。