
設備機器
洗面所を快適にするための設備・器具のご紹介
公開日:2015年06月25日
家電用コンセントは少し多めに
洗面台、脱衣所で家電を使う場面は多々あります。洗面所リフォームをする際には家電用コンセントの設置を忘れないようにしましょう。
普段、家電をいくつ使用するか、リストアップすることをおすすめします。
洗面台や脱衣所にコンセントを設置する数の目安は3つが一般的です。その内2つが100V、1つが200Vとなっています。コンセントの数え方は、1口でも2口でも「1つ」です。
たとえば、使用する家電が6種類の場合、2口のコンセントが3つ設置してあれば足りる計算になります。ただ、コンセントの必要数は年々増加していく傾向にありますので、想定よりも多めに設置するのがベストです。
タッチレス水栓はムダがなく衛生的
タッチレス水栓は一般家庭での普及率はそれほど高くはありませんが、キッチン・洗面台リフォームの際、タッチレス水栓を導入するメリットがいくつかあります。
タッチレス水栓のメリットは、衛生的である事と節水であることです。たとえば、泡だらけの手でレバーを触らなくても吐水、止水ができますし、お水が出しっぱなしになる様なこともありません。もちろん、手動に切り替えることもでき、小さな子どもにも簡単に使えて便利です。
また、必要な分だけ水が出る仕組みになっているため、節水の効果が高いのも大きな特徴です。年間2Lペットボトル数千本ほどの節水ができるという製品もあります。
導入すれば非常に便利でエコなタッチレス水栓ですが、現在のところ導入やメンテナンスにおいて通常の水栓より高価であるというデメリットもあります。
足元暖房・涼風暖房機
洗面室や脱衣所は、冬は寒く夏は暑い場所です。そこで足元暖房や涼風暖房機が活躍します。一般的に脱衣所に洗面台を設置しているケースが多く、一台あれば洗面時にも入浴後にも使用できます。
足元暖房
洗面および脱衣所は、使用しているときだけ暖まれば十分なため、足元に温風を出すタイプがおすすめです。温風式は暖まるのが早く、安全性が高いと言われています。比較的コンパクトなものが多く邪魔になりにくいのも特徴で、中には洗面台の下部に内蔵するタイプのものもあります。
涼風暖房機
洗面室や脱衣所の壁上部に取り付けて使用するタイプの暖房機です。エアコンのように室外機を使用しなくても温風がでます。一方冷風は冷えた風ではなく、常温で強めの風です。冷やすのではなく、乾かすことが主な目的で、ドライヤーとして身体や髪の毛を乾かすことができます。
製品の中にはマイナスイオンを発生させるものもあり、必要以上に水分を奪わないような工夫もなされています。
パネルヒーター
パネルヒーターとは、緩やかな放熱によって室内を暖める暖房器具です。薄型の形状で場所を取らず、邪魔になりにくいのが特徴です。空気の自然な流れによって部屋を暖めるため、空気が汚れにくいの点が大きなメリットといえます。
他の部屋との温度差を無くし一定に保つことができ、ヒートショック対策としても有効です。介護リフォームでも多く利用されます。
タオルウォーマー

タオルウォーマーとは、タオルを暖めることができるタオルかけのことです。タオルウォーマーにタオルをかけておくと、ふんわり温かい状態で使用することができます。また、使った後のタオルをかけておけば、生乾きの独特の臭いを防ぐことも可能です。
パネルヒーターにもタオルウォーマータイプのものがあり、同じくタオルを暖めたり乾かしたりする効果があるほか、ほんのりと室内を暖めて極端に室内の温度が下がるのを防ぐことができます。