
リフォームポイント
リビングリフォームで初めに考える4つのこと
公開日:2015年07月27日
リビングの間取りを考える

リビングは家族同士でコミュニケーションがとれる、生活の中心となる空間です。
リフォームをする際は、自然と人が集まるようなくつろぎの場にすることや、寝室、子供部屋や玄関などとの動線を考慮した上でリビングの間取りを検討することが重要です。
特に、玄関から自分の部屋に行くまでに、必ずリビングを通るような間取りにしておくと、家族の気配を感じることができ、自然と会話も生まれてコミュニケーションが取りやすくなります。
リビングリフォームでは目的をしっかりと決める
リビングリフォームをする際は、目的を明確にして間取りを考えることも必要です。
とにかくリビングを広く使いたい
使用していない部屋とリビングを一体化するという方法があります。
調理しながら家族とのコミュニケーションを取りたい
キッチン、ダイニング、リビングをつなげたオープンな空間をつくる方法があります。
日当たりや風通しを良くしたい
2階にリビングを配置した間取りをとる方法があります。
リビングの広さ

リビングの広さの目安としては、ダイニングと一緒の空間にした場合、10~12帖が一般的には多いです。10~12帖のリビング・ダイニングではダイニングテーブルやソファ、テレビ台などを全て置こうとすると家具同士が近くなり、狭く感じることがあります。
部屋に置く家具の占める割合や家族の人数、間取りにもよりますが、15~20帖程度の広さが一般的な「広いリビング」といえます。
広いリビングのメリット
広いリビングのメリットとしては下記のようなものがあります。
- 友人などとちょっとしたパーティーができる
- 子供の遊ぶスペースが確保できる
- 大きなソファや家具を置ける
- 和室が無い場合にリビングの一角を畳コーナーにしてくつろぎの場として利用できる
広いリビングのデメリット
広いリビングのデメリットとしては下記のようなものがあります。
- 冷暖房が効きにくい
- 家具の配置が難しい
リビングとダイニングを分けるスキップフロアなどがあれば、住み分けができ家具の配置も簡単にできるほか収納スペースもつくることができます。ただし、高い費用がかかることが考えられますので慎重に検討しましょう。
家具のレイアウトは先に決める
リビングのリフォーム前には家具のレイアウトについてある程度イメージしておき、間取りを考えると同時に家具のレイアウトを決めるのが理想です。移動が難しい大型の収納やピアノなどの家具がある場合も、この段階でスペースを確保しておきましょう。
既に持っている家具をリビングに置く場合、ドアの大きさや窓の高さを把握してから家具の寸法を測り、レイアウトを決めます。注意しておきたいのが、家具が部屋に占める割合です。ゆったりと過ごすために必要な広さは、部屋に対して家具が床面積の30%程度といわれており、多くても40%程度が限界です。
家具は少ないのに狭く感じてしまう場合は、レイアウトが問題だと考えられます。
他にも、椅子を引いた時のスペースや作業をするスペース、扉の開閉がスムーズにできるかなどの確認も忘れないようにしましょう。ソファに座った時のテレビの位置など細かいところにも気を配ることで、快適なリビングを実現します。