リビングリフォームのノウハウ

空間づくり

リビングの一部に畳コーナー

畳コーナーとは、リビングなどの一部に2~6帖程度の畳スペースを設けたところを指します。和室のようにふすまや障子などの仕切りはなくオープンなスペースです。
フローリングに対しフラットなタイプや、高さをつけた小上がりのものがあります。

畳コーナーのメリット

最近では、和室を設けない洋風の造りの家が多いですが、フローリングではあまりできない「寝転がって寛げる」ことが畳コーナーの最大のメリットです。その他、畳コーナーのメリットをご紹介します。

子供が安心して遊べる

フローリングは、床が冷たく硬いため、子どもが遊ぶにはラグなどを敷いたりする必要があります。
その点、畳はクッション性があるため転んでも安心で、座っても冷たくないというメリットがあります。その上、畳の表面もしっかりしていることからフローリングよりも傷つきにくく、防音効果も期待できます。

また、小さい子供がいる家庭では、畳スペースを昼寝やおむつ替えの場としても活用できることもメリットとして挙げられます。

収納としても活用できる

畳コーナーに高さをつければ、その下を収納として活用することができます。
畳コーナー収納ユニットの場合、元々畳の下が収納ボックスとなっており、取り付けも簡単で収納力が高いです。

手軽に畳を楽しむ事ができる

畳コーナーは手軽に設置可能で、畳の形、大きさ、カラーバリエーションが豊富な点が人気です。配置も自由に行えるため、高さがあるユニット畳の真ん中をあけることで、簡単に掘りごたつにすることも可能です。戸建てだけではなく、畳コーナーはマンションにも手軽に設けられるため、どの家庭でもすぐに取り入れることができます。

畳コーナーで使用する畳の種類

畳の種類

置き畳

置き畳とは、置くだけの畳のことです。通常の畳よりは軽く、薄いためインテリアとして、模様替えが容易なこと、すぐに片付けが可能なことが大きな特徴です。通常の畳同様に、吸湿性や保温性がよく、ダニも発生しにくいといった利点もあります。

基本的にフローリングなどの洋室に置く事を目的としており、リビング畳、フロア畳、ユニット畳とも言われています。
置き畳をフローリングに数枚敷くことで、和室のようにすることができます。置き畳はカラー、サイズが豊富で、柄縁ありや縁なしのものがあります。様々な種類の置き畳からオリジナルの畳コーナーをつくる事が可能です。

半畳畳

半畳畳とは、「琉球畳」とも呼ばれ、縁がない半畳の畳のことを指します。
1畳の半分の大きさで、正方形の形をしており、洋風の家などに合います。しかし、費用は比較的割高なため導入する際は予算を考慮して決めたほうが良いでしょう。

小上がり(段差)とフラット

畳コーナーは小上がり(段差)か、床とフラットのものかに分かれます。
小上がりは畳の下を収納として使う事が多いですが、椅子としても使うことができます。大人数が来た時などは、小上がりに腰かけられるなどのメリットがあります。

しかし、たった1段でも段差が高すぎると、将来昇り降りが大変になるほか、転倒の危険性も考えられます。フラットなタイプは、転倒の危険性が少なく、リビングとの一体感もでるため部屋も広く見えます。