太陽光発電リフォームのノウハウ

リフォームポイント

太陽光発電導入を検討する時のチェックポイント

太陽光発電の導入後「こんなはずではなかった…」とならないよう、必要な情報や正しい情報を集めた上でじっくり検討しましょう。

目的を明確化する

太陽光発電を導入するにあたっては、目的を明確にすることが重要です。

電気代を節約して売電収入を得る、という目的は皆共通していますが、多少初期投資はかかっても少しでも発電量を多くして将来にわたって安定した収入を得ることを重視するのか、初期費用は抑えてすぐに電気代節約と売電の恩恵を受けることを重視するのか、もう少し明確にすることで選ぶべきパネルを絞ることができます。

太陽光発電について知る

ひとくちに太陽光発電と言っても、太陽電池モジュールの種類、メーカーはたくさんあり、それぞれに特徴があります。オプション品や、補助金、税金、維持費のことも知っておく必要があるでしょう。

電気代がタダになる、売電収入が得られる、という漠然とした知識だけで導入を決めるべきではありません。メリット、デメリットも含めて正しい知識をあらかじめ身につけることが大切です。

設置場所の環境を把握する

屋根の面積や形状によって発電量は大きく変わってきます。太陽光発電を導入するにあたっては、屋根がパネルの設置に適しているのかどうかをチェックしましょう。

まずは面積です。面積が大きければパネルを多く設置できますので、単純に多くの発電量が期待できます。次に形状と方位です。20~30℃、南向きが最も適しています。北にしか設置できない屋根は適していません。太陽光を遮る建物がないかどうか、日照時間の長さも重要です。

今の光熱費を把握する

太陽光発電を導入することによって、どれだけ光熱費を削減できるのか、どれだけの売電収入を得られるのかを知るために、現在の光熱費と電気の使用量がどれくらいかを把握しておきましょう。1年ごと、1ヶ月ごと、季節ごとに計算してみると良いでしょう。

また売電は昼間の電気の余剰分ですので、1日の時間ごとの電気使用量を調べることで、より正確に導入後の節電量、売電量の予測ができます。

発電量のシミュレーションをする

太陽光発電を導入することによってどれだけの発電が見込めるのか、シミュレーションしてみましょう。これでより具体的な節電量、売電量が分かります。屋根の面積や形状、地域など、いくつか条件を入力することで、発電量をシミュレーションできるツールがインターネット上にあります。それらを利用するのも良いでしょう。

ただし、ここで導き出された数値はあくまでも参考値です。実際に屋根を見てシミュレーションする専門業者に依頼するほうがより精密です。

資金について考える

太陽光発電導入にはまとまった費用がかかります。自己資金だけでは足りない場合もあるでしょう。かかる費用、補助金、ローンなど、資金について検討しましょう。

補助金は、国からのほか、各自治体から出る場合もあります。お住まいの地域に補助金などの支援策があるかどうか、申請方法なども含めて確認しましょう。

リフォームローンが利用できますが、太陽光発電のリフォームには優遇金利を適用しているところもあります。返済額から売電の見込額を差し引いてシミュレーションしてみると良いでしょう。

メーカーを比較する

各メーカーの太陽光発電システムを詳しく比較してみましょう。

まずは価格です。モジュールの1Wを発電するのにかかる価格を比較します。パネルの大きさに関係なくWあたりの価格で比較します。次に発電量です。変換効率が高いほど少ない枚数で多く発電できます。そしてデザインです。デザイン性があるか、屋根に合った形状かを見ましょう。最後に保証期間です。言うまでもなく長いほど安心です。