テラスリフォームのノウハウ

メンテナンス(手入れ、掃除)

テラスの汚れ具合に応じた手入れ方法

ウッドチェアとウッドテーブル

テラスは、庭先に設置することが多いことから汚れる場所です。その為、定期的に手入れをする必要があります。特に、子供やペットが遊ぶ場だったり、食事をする場として使ったりする場合はこまめな手入れをすることをお勧めします。手入れをすることによって、長く綺麗なテラスを保つことができます。

テラスに使用する床材などによっても手入れ方法は変わりますが、今回はテラスでよく用いられるタイルやレンガ、石の汚れ具合に応じた手入れ方法をご紹介します。

表面のゴミや埃は「掃き掃除」で充分

テラスを掃除する女性

テラスの表面に砂埃やゴミなどがある場合は、ほうきや掃除機などを使ってゴミを取り除きます。特に目に見えてひどい汚れがないのであれば、普段の手入れは“掃き掃除“だけで充分です。

テラスに何か物を置いている時は、その下にもゴミが溜まっている事があるので必ず物をどかしてから全体を掃除しましょう。

砂や土、油汚れは「水洗い」「中性洗剤」で落とす

テラスの表面には、当然、砂や土などが付着することがあります。掃き掃除では汚れが取れない場合については、デッキブラシなどを使い“水洗い“で落とします。

また、テラスでバーベキューなどをすると床に油がはねることがあります。油は水だけでは落とせないこともあるので、その場合はトイレ用などの中性洗剤を薄めて擦ると落とすことができます。

それでも落ちない時は、高圧洗浄機を利用すると効果的です。

白華現象が発生していたら「酸性洗剤」で落とす

テラスの表面に白っぽい粉が発生していた、つまり白華現象が起こってしまった場合は、まずは水洗いをし、ブラシで軽く擦ります。水洗いで落ちることもありますが、落ちない場合は“酸性洗剤”を使って落とすことができます。

ただし、強い酸性の液はそのまま使用すると表面を損傷してしまう可能性があるため、希釈したものを使います。

除去方法は、まずは表面をヘラなどでケレンがけし、白華を大まかに取り除いたあと、希釈した酸性洗剤を塗布します。頑固な汚れはブラシ等でこすり、その後、大量の水で洗い流します。この時、液が残らないように注意して下さい。

また、酸性洗剤がない、周囲に植木などがあるため心配といった場合は、クエン酸や酢を水に溶かした水溶液でも代用は可能です。

白華現象とは

コンクリートやレンガなどに白い汚れのようなものが、表面に浮き出てくる現象のことを白華現象(はっかげんしょう)と言います。これは水酸化カルシウムが二酸化炭素と反応し起こる現象のことで、セメントを使用するものには、よく起こる現象です。特に施工不良でも劣化でもなく自然に起こり得る現象です。

家庭で落とせない汚れの場合は、プロに任せる

ガッツポーズをする男性

水洗いや洗剤を使用しても汚れが落ちない場合や汚れが目立ち気になり始めたら、プロに任せるのもひとつの手です。時間が経つにつれ、中々落とせなくなってしまったしつこい汚れなどは、家庭で汚れを落とすには限界があります。

どうしても汚れを落としたい、綺麗な状態に戻したいという場合は、専門の業者などに問い合わせ、依頼することをお勧めします。自分で行うよりも費用は掛かりますが、綺麗になるでしょう。

まとめ

テラスについた汚れは、汚れ具合によって手入れの仕方は異なります。

砂やゴミなどが表面にある場合は掃き掃除で充分ですが、土や泥、油汚れがある場合は水洗いや水性洗剤を使って落とします。また、蓄積され、こびりついて中々落とせない汚れの場合は、プロに任せるのもいいでしょう。

テラスをよく使うという人も、あまり使わないという人も、テラスを長く綺麗に保つためには、ぜひ、定期的な手入れをすることをお勧めします。