
リフォームポイント
和室のレイアウト
公開日:2015年07月28日
独立した間取り
独立した間取りで和室を設けた場合の特徴としては、客間として活用できることや、離れのように他の部屋から孤立しているため、本格的な和室の雰囲気も実現できるところです。
頻繁に来客があり、宿泊を伴うこともあるようならば、独立した和室は大変重宝します。将来的に仏壇を置くことを検討しているのであれば、仏間としての利用も可能です。
広さの目安

客間として独立した和室を設ける場合、6畳もあれば十分です。来客が宿泊しても2人であれば広すぎず狭すぎない広さです。
普段は家族の寝室として利用する場合は、8畳~10畳程度あるとゆとりがある和室となります。布団3組を敷くことができますし、大勢の来客時や子供の遊び場など、用途に合わせて臨機応変に対応することができます。本格的な和室ともなれば、床の間や押入れなども必要であることを覚えておきましょう。
ただし、和室を独立した間取りにするには、廊下なども含めて使用する面積が大きくなるため、ある程度家の広さが必要になります。孤立しているがゆえ、普段あまり使わず、物置部屋になってしまう可能性もありますのでしっかりと用途を決めた上でレイアウトをしましょう。
リビングにある間取り
リビングと繋げた和室を設けた場合、大人数の来客時にサブリビングとして活用することができます。
リビングにつなげることで、使用するスペースも最小限で済むので、独立した和室を諦めていた家庭でも設けることができます。
ちょっと横になったり、取り込んだ洗濯物を畳んだりと普段の生活でも活用でき、特に小さな子供がいる家庭だと昼寝をさせたりおむつを交換したりすることもできます。また、転んでも痛くない和室は子供の遊び場にもぴったりです。
さらにリビングとの繋がりを意識して照明や素材などを選ぶ必要があります。最近では、洋風のものを和室に取り入れ、和モダンな雰囲気の部屋が増えてきています。
リビングにある和室の広さの目安として、4~5畳あると少人数ですが寝室として利用可能で、お客様を対応するスペースとしても十分です。家の広さがとれる場合は6畳程度が望ましいでしょう。
和コーナーを設けた間取り
リビングやダイニングの一角に畳を敷き詰めた和コーナーを設けた間取りも人気です。
和コーナーを設けるだけで部屋の雰囲気がガラリと変わり、手軽に和室の魅力を感じることができるのが特徴です。半畳の畳を用いれば、モダンな雰囲気の和コーナーになるのでリビングとの違和感もほとんどありません。
子供がいる場合、兜や雛人形などを飾るスペースとしても重宝します。寝室にも和コーナーを設けることで、書斎やちょっとした作業スペースとして有効に活用することができます。
広さの目安

広さは3畳ほどでも、間仕切りがなく隣接した部屋と一体化しているので、狭さを感じさせません。
窓をつけて光を取り込むことで、奥行きが出てより部屋が広く感じることができます。
ただし、リビングなどのスペースが和コーナーを設けた分狭くなってしまいます。何かの役に立つだろうと設置したものの、使い道がなく持て余してしまうケースもありますので、用途や目的などをよく考えてから設置することをおすすめします。