
メンテナンス(手入れ、掃除)
窓とサッシの掃除方法
公開日:2015年09月02日
窓サッシの手入れ
窓サッシの樹脂素材は特にカビが生えやすく、黒ずみ汚れが目立ちます。
カビ取り専用洗剤を用いるのが最も効果的ですが、塩素系の洗剤と、少量の片栗粉を混ぜ合わせたものでも代用することができます。
掃除する際は、手や肌に洗剤が直接触れないようにゴム手袋を着用してから行います。
また、高い位置にあるサッシを掃除する際は、洗剤を拭きつけた時に目に入る危険性が高いので、ゴーグル等の着用をおすすめします。
洗剤を吹き付けて数分経ったら、乾いた布で黒ずみごと拭き取ります。
長時間そのままにしておくとサッシが傷んでしまうので、手早く作業しましょう。
窓のレールの手入れ
窓のサッシ部分にあるレールには砂や埃が溜まりやすいので、こまめに取り除くことが大切です。
汚れを放置しておくと固まって取りにくくなるだけでなく、レールや窓が歪む原因になります。
まずはドライヤーでレール上に残っている水分を完全に乾かしてから、毛の細いブラシやホウキで汚れを掻き出し、掃除機で吸い取ります。
細かい部分や端っこには、爪楊枝や綿棒が効果的です。仕上げとしてレール部分に潤滑油を塗ることで、窓の開閉もスムーズになります。
窓ガラスの手入れ

窓ガラスの手入れには、ガラスクリーナーや中性洗剤を用いることで基本的にはキレイになります。
タバコのヤニや指紋、油脂等の頑固な汚れも落とすことができますが、洗剤だけでは中々キレイにならにないこともあります。
その場合は、拭き方を少し変えてみるといいでしょう。
- 1、まずは、水を軽く含んだ雑巾や布で横方向に拭いて汚れを落としていきます。
- 2、次に固く絞った布で窓を1周するように拭き取り、上から下の一方方向で拭いていきます。
- 3、最後に柔らかい布で乾拭きして、ガラスに残っている水分を残らず拭き取ります。
多少手間は掛かりますが、特別な道具や技術を使わないので、誰にでも綺麗にすることが可能です。
プロの清掃員が使用するスクイジーを用いれば、より簡単に水分を拭き取ることができます。
※スクイジーとは・・・T字型をした窓ガラス専用の掃除道具です。ガラスと接する部分にゴムが付いており、このゴムが平らな表面にある水を切ります。車のワイパーのようなものです。
新聞紙を使っても効果的
ちょっとした汚れであれば新聞紙で拭き取ることができます。
丸めた新聞紙に軽く水を含ませてガラスを拭き、乾いた新聞紙で乾拭きするだけです。
新聞紙のインクの油分にはコーティング効果もあるので、思った以上に綺麗に仕上がります。
網戸の手入れ
まずは先端にブラシを取り付けた掃除機で、網戸に付着したゴミを吸い取ります。
細かい汚れは歯ブラシやスポンジなどを用いて落とし、最後に濡らした雑巾で水拭きして仕上げます。
汚れが酷い場合は、網戸を取り外してホースで水をかけると綺麗になります。
カビが生えた時の対処法
窓ガラスにカビが生えてしまった場合は、基本的に水拭きか薄めた中性洗剤を雑巾などに含ませ、拭き取ることで落とす事ができます。
それでも落ちないようなら、市販のカビとり剤を使用します。垂れることも考えられますので、固く絞ったキッチンペーパー等の上からスプレーするといいでしょう。その後、数分間放置してからしっかりと水拭きをして完了です。
窓のゴムパッキン部分もこの方法で、カビとり剤か塩素系の漂白剤を用いりましょう。
この時、必ず窓を開け換気しながら作業をしてください。
サッシの種類によっては特殊な洗剤しか使用できない場合もありますので、事前に確認することをおすすめします。
また、サッシに生えるカビを防ぐためには、こまめに結露を拭き取ることが大切です。
結露の対策
窓にカビが生える原因の多くが、結露によるものです。そのためカビ予防には結露を出さないような対策が必要です。サッシやガラスを結露がでにくいものに交換することが一番効果的ですが、ここでは簡単に対策できる方法をご紹介します。
中性洗剤を使う
台所で使用する中性洗剤には水をはじく成分が含まれています。
水で10倍ほどに薄めた洗剤を布に含ませて、窓ガラスやサッシ、窓枠などを拭くことで結露を防ぐことができます。
湿度を抑える工夫をする
室内の温度差が大きくなると結露が発生しやすくなります。
暖房の温度設定を少し下げて、他の部屋との温度差を小さくすることで水蒸気の発生を抑えることが可能です。また、他にも調理中は換気扇を回したり、洗濯物の部屋干しや加湿器の過度な使用を控えたりする工夫も大切です。
換気をする
結露の発生しやすい冬場は換気も敬遠しがちですが、こまめに室外の空気と入れ替えることで、溜まった湿気を放出することができます。
クローゼットや靴箱など、湿気が溜まりやすい箇所も定期的に換気するとより効果的です。