窓・サッシ交換のノウハウ

基礎知識

内窓(二重窓)について

内窓(二重窓)とは

内窓とは既存する窓の室内側に取り付けた2つ目の窓のことを指し、二重窓や二重サッシとも呼ばれています。
窓と内窓の間に生じる空気層によって熱や音の伝わりを抑える効果があります。また、内窓の多くは樹脂製でできているため気密性や断熱性に優れ、結露の防止にも繋がります。他にも防音や防犯面でも効果が期待できるなど多くのメリットをもっています。デザインも豊富にあり、開閉方法もさまざまあります。

内窓の特徴

断熱・防犯・防音・結露防止に有効的

内窓は、既存の窓との間に生じた空気の層によって外気が伝わりにくくなるため、高い断熱性が期待でき、断熱性が上がることによって結露も防ぐことができます。

他にも、内窓は熱同様に音も伝わりにくい効果があるので、室内の音やペットの鳴き声などが外に漏れず、騒音なども室内に入らず快適に過ごせます。

また内窓にすることでガラスが二重になり鍵も複数になるので、空き巣によるガラス破りの被害を未然に防ぐ効果もあります。ガラスの間に特殊フィルムが挟まれたタイプを使用することで、より防犯性が高くなります。

窓リフォーム(断熱・遮熱編)

窓リフォーム(結露防止編)

窓リフォーム(防音編)

窓リフォーム(防犯編)

どこでも施工ができ、簡単に取り付けが可能

内窓は既存のサッシや窓枠を利用して設置するので、大規模な工事が難しいマンションでも簡単に施工することが可能です。物件によっては管理組合などの了承を得る必要もありますので、施工前に確認することをお勧めします。

様々なメーカーから発売されている内窓ですが、どれも取り付けは簡単にできるようなものが多く、早ければ1時間程度で工事が完了します。室内のリフォームといえば住み替え等の手間が生じるものですが、短時間で施工が完了するので住みながらの施工が可能です。
また、内窓の設置には既存の窓や壁などを取り壊す作業も発生しないため、工事費用も最小限で済ませることができます。

デザインのバリエーションが豊富

多くの内窓は断熱性に優れた樹脂材を採用していますが、窓枠のカラーバリエーションは非常に豊富です。
ナチュラルテイストな木目調、落ち着いた色味のホワイトやベージュ、モダンなダークブラウンなど、家や部屋の雰囲気に合わせて好きなものを選ぶことが可能です。格子枠の付いた内窓であれば、和室にも馴染みます。
引違いや滑り出し、はめ殺しなど形状も多く、他にも浴室用など、場所ごとに適した内窓などもあります。

内窓の欠点

内窓を設置することによって、窓が二重になるため掃除に2倍の手間がかかるなどの面倒が生じてしまいます。また、開閉も2回行う必要があります。
掃除の手間はかかりますが、開閉に関しては頻繁に開けない場所に設置すれば、そこまで欠点だと感じることはないでしょう。
他にも、場合によっては圧迫感を感じてしまう、出窓に設置すると物が置けなくなるなどが考えられます。