
リフォームポイント
ウッドデッキをリフォームする時に考えたい4つのこと
公開日:2016年10月06日
ウッドデッキは、日常の暮らしの中に快適さをプラスしてくれる人気の空間です。魅力は何と言っても、木の温もりを身近に感じながらアウトドアを楽しんだり、プライベートな時間を過ごしたりと、バラエティに富んだ使い方ができることです。
そんなウッドデッキをリフォームで新たに設置したいという時、まず考えておきたいことが4つあります。設置目的、周辺設備、木材の種類、手入れについてです。これらを始めに考えておくことによって、リフォームの失敗を防ぎます。
では、ひとつずつみていきます。
ウッドデッキの設置目的をはっきりさせる

ウッドデッキリフォームをする時は、設置目的をはっきりさせることが重要です。目的を明確にさせることによって、どんな木材やスタイルが適しているのか、また、必要な広さや設備などが見えてきます。
たとえば、家族や友人でバーベキューを楽しみたい場合は、テーブルや椅子が置けるスペースの確保が必要です。木材は油や水はねに強く耐久性があるものや、傷がつきにくく掃除がしやすい木材が適しているでしょう。また、子供やペットが遊ぶ場として利用するのであれば、床が滑りにくい材質もの、フェンスや手摺りの設置など、安全面を第一に考える必要があります。
このように、目的によって広さや選ぶ木材も変わってくるため、設置する前に明確にしておきましょう。
ウッドデッキの周辺環境を考える
ウッドデッキを設置する際は、周辺環境を考えることも大切です。設置する目的や場所などによっては、屋根や目隠しフェンス、照明や水栓などの設備をウッドデッキの周辺に取り付けることで、さらに快適なウッドデッキ空間が作れます。

たとえば、いくら広くて開放的なウッドデッキでも、道路や隣家などからの視線があると落ち着かない空間となることがあります。しかし、視線を遮るための屋根やフェンスを作ることでプライバシーが保たれ、落ち着いたプライベート空間に変わります。特に屋根は、視線だけでなく紫外線や雨も防ぐことができ、その種類もパーゴラやオーニング、テラス屋根と豊富にあります。
また同時に、照明や水栓を設置することも考えましょう。照明やコンセントを設置すれば、夜の雰囲気を楽しめたり、作業をしたりすることができ、水栓は庭やウッドデッキの手入れなどに役立ちます。
開放的で庭と一体になったウッドデッキを求めるのであれば、オープンなデッキだけのタイプにし、プライベート空間を守りたい、色んな使い方をしたいという場合は、ウッドデッキ周辺の設備の設置を考えましょう。
ウッドデッキに使われる木材の種類を選ぶ

ウッドデッキに使用される木材といっても種類は多く、特徴もさまざまです。知らないで見た目や価格だけで選んでしまうと、後から付けなければよかったと後悔するケースもあります。そうならないよう、設置する前に木材の特徴を知り、自分に適した種類の木材を選ぶことが大切です。
大きく分けてウッドデッキに使われる木材は「天然木」と「人工木」の2つがあり、このどちらかを選ぶ必要があります。 天然木は、ウリンやレッドシダーなどの自然の木から作られた木材で、木そのものの質感や香りが魅力です。一方、人工木は、木粉や樹脂などを組み合わせ加工された木材のことで、天然木のような質感は劣りますが、腐食や変色などがなく長期間、綺麗な状態を保つ事ができるのが魅力です。
どちらの木材にも、見た目だけでなくメンテナンス性や加工性、価格など異なる特徴があります。それぞれ把握し、自分に合った木材を選んでください。
設置後の手入れのしやすさを考える
ウッドデッキで欠かせないのが手入れです。屋外にあることや天然の木であることから、カビたり腐食してきたりするのは当然です。そのため、定期的な手入れが欠かせないのですが、この手入れが面倒で放置してしまい、気づいたら変色しボロボロになっていて結局使わなくなってしまったという人も多いようです。 そうならないよう、事前に手入れのしやすさなどを知っておくことも重要なポイントです。

その手入れの頻度や方法は、木材の種類によって異なります。 たとえば、天然木の中でも堅く耐用年数が長い木材や樹脂やプラスチックでできた人工木は、一般的に耐久性が高いことからメンテナンスが不要と言われており、表面の埃やゴミを取り除く程度で済みます。 一方で、天然木の中でも柔らかく加工がしやすい木材などは、日頃の手入れに加え、1~2年間隔で腐食などを予防するための塗装が必ず必要です。
ウッドデッキいつまでも綺麗な状態を保ちたいのであれば、木材に必要な手入れを理解した上で設置しましょう。