ウッドデッキリフォームのノウハウ

メンテナンス(手入れ、掃除)

ウッドデッキを長持ちさせるために必要な3つの手入れ方法

ウッドデッキを塗装する男性

ウッドデッキは天然木材であるため、当然、月日が経てば傷みが目立ってきたり、塗装が剥げてきたりと劣化してくるものです。その傷み方や時期は、木材そのものがもつ耐久性や、環境条件、たとえば南側のよく日の当たる場所と北側のジメジメした場所に設置するのとで大きく変わってきます。

しかし、定期的な手入れをすることによって、ウッドデッキは綺麗な状態を保つことができ、長持ちします。

ここでは、そんなウッドデッキを長持ちさせるために必要な3つの手入れ方法をご説明します。

「掃き掃除」で表面の埃やゴミを取り除く

掃除をする親子

屋外にあるウッドデッキは、雨や風などの影響によって、表面に砂埃やゴミなどが溜まりやすい状況にあります。そのため、日常的に手入れをすることが重要です。 特に、砂埃は放置しておくと、木の乾燥を早めてしまうだけでなく、埃がもつ菌が木材を腐らせてしまうことがあります。

主な手入れは、ウッドデッキの表面や板間に挟まった汚れをほうきやハタキ、又は先端の細いものを使って取り除きます。汚れがひどい時は、雑巾がけをしたりブラシを使ったりして取り除きます。

また、日常的にできるこの手入れの際には、ささくれやトゲなどがないかをチェックすることも大切です。もし発見した場合は、サンドペーパーなどで削っておきましょう。事故や怪我を未然に防ぐことができます。

人工木には、ささくれやトゲはないのでその必要はありません。

「水洗い」で頑固な汚れを除去

放水

ウッドデッキは、使い方などにもよりますが、靴の足跡や泥汚れ、雨のシミ、カビなどが目立つことがあります。これらを掃き掃除で落とせない汚れは、水洗いで取り除きましょう。

水を流すだけで取り除けない頑固な汚れの場合は、デッキブラシやタワシなどに中性洗剤をつけて擦り洗いすると落とすことができます。

また、水洗いの際、家庭にあれば高圧洗浄機を使うのも効果的です。箒や雑巾がけでは取り除けない内部に染み込んだ汚れや板間の隙間に入った汚れも落とせます。 ただし、高圧洗浄機は圧力が強いため、頻繁に使うと木材までも傷めてしまう可能性があります。使用は年に2~3回を目安にし、洗浄後は必ず乾燥させることが大切です。

「塗装」で木材の表面を保護

ハケと軍手

最後に、ウッドデッキを長持ちさせるための手入れ方法は、塗装です。塗装をすることによって、雨や紫外線から木を保護し、木材が腐食するのを遅らせてくれる効果があり、ウッドデッキの寿命を延ばすことができます。

塗装時期は、木材の種類にもよりますが、1、2年程度に1回が目安です。しかし、置かれている環境や使い方によって傷み具合は大きく変わるので、時期にとらわれず表面を見て剥げてきた、木地が見えたなど気になる部分が出てきたら塗装のサインです。

塗装に使う塗料には、浸透性や塗膜性、水性や油性など様々あり、木材に適したものを選びます。また色ムラが出ないよう塗装の手順も確認しておきましょう。

詳しい塗装方法はこちら

木材は、年数が経つとどうしても色褪せが出てきます。それも風合いの1つと考えることもできますが、必ずしも均一な色褪せにはならないので、見た目と寿命のためにも、塗装をすることをおすすめします。 木材によっては、早めに塗装を行うことで耐久性があがるものもあります。

まとめ

暮らしに特別な空間をもたらしてくれるウッドデッキは、いつまでも綺麗な状態を保ち、長く使いたいものです。そのためには、日頃の掃き掃除、定期的な水洗い、塗装、この3つの手入れを怠らないことが長持ちさせるための秘訣です。 こまめな手入れをすることによって、雨や風、紫外線などに当たることでおこる木材の腐食を防いでくれます。

ウッドデッキに使用される木材の種類はさまざまです。たとえ耐久性が高くメンテナンスが不要と言われている天然木だとしても、雨や台風、湿気などが多い日本では傷むこともあります。木の種類に関わらず、長持ちさせるためにはこまめな手入れが必要です。