
子供部屋 - リフォームポイント
子供部屋に適した内装材を選ぶ
公開日:2015年08月13日
掃除がしやすく動きやすい床材や壁材
子供部屋が他の部屋と違っている点は、汚れやすいことと、子供が走り回るなどして転ぶ危険性があることです。そのため、清掃性も兼ね備えた、安全な床材や壁材を選ぶことが大切です。
将来を考えた時の床材はフローリングが適していると言えますが、フローリングは表面が硬いため、小さい頃は安全面での心配があります。そこでフローリングの上にタイル型の絨毯を敷くなどの工夫が求められます。取り外せるタイル型の絨毯は、掃除もしやすく滑り難いので子供部屋に適しています。
他にも元々クッション性をもつ床材として、クッションフロアやコルク、カーペットが挙げられます。掃除のしやすさを重視するならクッションフロア、遮音性や滑りにくさを重視するのであればコルクやカーペットが適しているといえるでしょう。
また、子供に落書きはつきものですので、壁材は汚れが簡単に落とせるタイプのものを選びましょう。一部落書きスペースを作るのも良い方法です。
使う素材にも配慮して選ぶ
子供部屋の内装材選びでは、アレルギーやダニ、菌などへの配慮も必要です。子供はなんでも舐めたり口に入れたりしてしまうので、床材には無垢材など、自然素材のフローリングが良いでしょう。絨毯を敷く場合はもちろん防ダニ、抗菌、消臭機能のついたタイプを選ぶことも大切です。また、壁材に使う塗料にもアレルギーを持つ子供がいますので、有害物質を含まない塗料を使ったものを選びましょう。
クロスの柄や色、機能を選ぶ
柄や色を考える

子供部屋のリフォームで素材選びが楽しいものの1つにクロスがあります。
子供が喜びそうなキャラクターものなど、いろいろなカラーやデザインのものが出ていますので、子供自身に選ばせてあげるのも良いでしょう。子供部屋に愛着を持つようになるでしょう。
しかし、子供は成長に伴って好みも変化するため、親としては長く使えて飽きがこない、シンプルなデザインにしたいところですが、感受性は成長期にこそ培われると言われていますので、子供が喜ぶカラーの選択も考えるべきでしょう。また、女の子ならピンクやオレンジ、男の子ならブルーやグリーン、と親が決め付けてしまうのは良くありません。子供の感受性はとても個体差がありますので、個性を重視してあげましょう。
大人が使う部屋であれば、家具やインテリアを合わせやすく、落ち着いた雰囲気で飽きのこない無地の明るい色合いを選ぶことが多いですが、子供部屋にはカラフルなクロスでも良いのではないでしょうか。
ただし、子供の好みはすぐに変化します。中学生、高校生になった際に、再度クロスを変更することも考えておく必要があります。
将来の事も考えて内装材はシンプルにしたい場合は、比較的取替えが容易な家具やインテリアでカラーコーディネートを楽しむ、という方法もあります。
機能がついたクロス
汚れを落としやすい、傷がつきにくい、などの子供部屋に適した機能性壁紙も多数あります。
引っかいたり何かをぶつけたり、何かと傷がつきやすい子供部屋のクロスには、表面強化が施されたものを選ぶと良いでしょう。傷が表面だけで済めば良いですが、普通のクロスでは内側まで傷をつけてしまう可能性もあります。クレヨンでの落書きが簡単に落とせる汚れ防止機能がついた壁紙なら傷もつきにくいので一石二鳥です。そのほか、アレルギー対策として防カビ、防ダニ、抗菌仕様など、子供に適した様々な機能性壁紙が出ています。