洋室 (寝室・子供部屋) リフォームのノウハウ

寝室 - リフォームポイント

寝室をより快適にする機能

寝室は、睡眠をとることが目的である部屋ですが、誰もがリラックスできる部屋でもあります。そんな寝室にプラスアルファの機能をリフォームで取り入れることによって、快適さが増します。取り入れるものはさまざまですが、ここでは、書斎、洗面台、プライベートを重視した寝室についてご紹介します。

書斎を入れた寝室

家の中に自分だけの書斎を持つことが夢、という男性が多いほど、現在の住宅事情では専用の書斎を持つことが難しくなりました。しかし、寝室リフォームで書斎を併設する方法なら、比較的容易です。どれくらいの頻度で使うのか、どのような使い方をしたいのかによって、注意すべきポイントが変わります。

ちょっとした書き物や、短時間本を読むだけ、というならベッド脇にデスクとチェアを置くだけでも良いでしょう。大したスペースも要しませんので簡単です。但し夫婦の寝室であれば、照明が寝ている人の妨げにならないよう、間仕切りを設けるなどの工夫が求められます。

長時間の調べ物やパソコンを使って仕事をするというように、本格的な使い方をする場合は、独立したスペースを併設したほうが良いでしょう。その際ある程度の広さは必要ですが、ドアがあれば音や照明がパートナーの眠りを妨げる心配がありません。また、広さが取れない場合などは、夫の書斎と妻の化粧台を兼用するなど、スペースの有効利用で解決する方法もあります。

洗面台を設けた寝室

洗面台といえば、一般的には1つの住まいに1つしかありませんが、家族が多い場合には特に2つ目の洗面台があれば何かと便利です。洗面台は使う時間が集中する場所ですので、2つあれば家族全員の時間を有効に節約することができます。寝室に洗面台を設置すると、プライベートルームで洗顔や化粧ができるので、非常に便利です。化粧台だけ寝室にあっても、一旦洗顔のために洗面台に行かなければならないとなると、行くまでの時間がかかります。その点、寝室内に洗面台があれば化粧台としても使えることや、部屋から出ずに化粧を済ませることもできるため、時間の短縮にもなります。また、化粧だけではなく、寝る前にちょっと手を洗うにもうがいをするにも便利です。

但し、1つめの洗面台と離して設置してこそ価値があります。1階に洗面台が1つあるのであれば、2階の寝室に2つめを設置するなどすると良いでしょう。

プライベートを重視した寝室

寝室は、確かに睡眠をとることが主な目的の部屋ではありますが、それ以外の機能をもたせて心からリラックスできるプライベートルームにすることも可能です。

例えば、お酒が好きなら寝る前にたしなめるようにミニバーを設置したり、テレビや映画をゆっくりと見るためのホームシアターを設置したり、読書が趣味なら本棚を設置した寝室にすることで、より充実した毎日を送ることができるでしょう。

どのような機能をもたせるにしても、あくまでも寝るための部屋であることを忘れずに、あまり欲張りすぎないことがコツです。ミニバーであれば簡単な水回りと小さな冷蔵庫、数種類のお酒を収納できるスペースがあれば充分でしょう。このように、自分の好きな時間を快適に過ごせるような寝室のリフォームもしてみてはいかがでしょうか。