床・フローリング張替えのノウハウ

メンテナンス(手入れ、掃除)

フローリングのお手入れ方法

日常の掃除の仕方

フローリングの掃除は基本、乾いたモップや雑巾でから拭きを行います。掃除機よりも埃やゴミを細かく取ることができます。
特に埃は床と壁との境、テーブル下、テレビ裏などに溜まりやすいため、常に確認しましょう。化学モップを使う場合はドライタイプが適していますが、長時間床の上に放置すると変色してしまうので注意して下さい。

汚れがひどい時の手入れ方法

もし、乾拭きでも落ちない汚れがある場合は、雑巾を固く絞って拭き取ります。それでも落ない場合はアルカリ性の洗剤を50倍以上に薄めてから雑巾に塗布し、汚れを落として下さい。
使用後は、洗剤付きの雑巾で拭いた箇所をしっかり乾拭きして洗剤成分が残らないようにします。フローリングは水に弱いので表面に水分を残さないよう、最後の乾拭きは必ず行ってください。

年に一度のメンテナンスを

目安としては半年~年に一度はフローリングにワックスを塗り、メンテナンスをしましょう。
ワックスをかけることで、表面を保護し、見た目も美しく保つ事ができます。ここではワックスをかける手順をご紹介します。

1.天気が良い日に行う

半年から1年に1度行うワックスがけでは乾燥の時間やムラの出来にくさ等、作業を効率よく行うために天気の良い日を選びましょう。ただし、直射日光に当たると乾くのが早過ぎて上手く塗れないことがあるため、カーテンなどを閉めて行って下さい。

2.ワックスをかける前にすること

ワックスをかける前に、床の汚れを取り除きましょう。
日頃の手入れと同じように表面の埃やゴミを雑巾などで拭き取り、汚れがある場合は洗剤で落とします。その後、洗剤成分がフローリングの表面に残らないよう固く絞った雑巾で水拭きをし、よく乾燥させます。

※注意事項

表面に汚れや洗剤成分が残ったままでは、ワックスをはじいたりして上手く塗れないことがあります。また白化の原因にもなりかねないため、洗剤はフローリングの溝部分までしっかりと拭きとりましょう。

3.ワックスを塗る

専用のモップや雑巾などに適量を塗布し、木目に沿って部屋の奥や隅の方から手前へと順にムラなく塗っていきます。モップは短い毛のほうが比較的きれいに仕上がります。

※注意事項

ワックスは直接フローリングの上に流すと膨れなどが発生することがあるため、必ず雑巾やモップに含ませてから塗って下さい。
またワックスの塗布量が多いと、艶ムラや色ムラの原因ともなりますので説明書を確認してから塗りましょう。塗る時は、フローリングの溝の部分にワックスが溜まらないように注意します。

4.乾燥させる

全体を塗り終えたら十分に乾燥させます。
夏や冬など季節によって乾燥時間は異なりますが、約20~30分を目安に換気や部屋の風通しを良くし、完全に乾燥させてください。
乾く前に床の上を歩いたりすると、ツヤが消えたり、ムラになり、作業をやり直さなければいけませんので注意しましょう。