
床材
クッションフロア
公開日:2015年08月04日
クッションフロアとは、床材の一種でCFとも呼ばれています。原材料は主に塩化ビニール樹脂が使用されており、耐久性や防水性に優れていることから、台所や洗面所などの水まわりに最適な床材です。また、クッション性があるため遮音性が高く、衝撃にも強い素材です。

無地などのシンプルなものから、大理石や木目柄など色と柄のバリエーションが豊富なので部屋にぴったりのデザインを見つけることができます。
価格や施工費もリーズナブルで、カビや細菌を防ぐ機能を持つタイプも人気です。
クッションフロアのメリット
耐水性や耐汚性に優れている
クッションフロア最大の魅力として、水や汚れに強いことが挙げられます。
万が一液体類をこぼしても浸み込むことがないため、接着剤が剥がれたり、内部が腐敗する心配がありません。
さらに、耐汚性にも優れているためキッチンや洗面台など、水が飛散しやすく、汚れやすい場所などに適しています。
豊富なデザインと価格の安さ

フローリングのような木目柄や大理石柄など、豊富なデザインと幅広いカラーバリエーションを展開しています。厚みも一般的なものから厚めに作られたものまでさまざま選ぶ事ができます。
価格は他の床材と比較しても安く購入や施工ができ、張替え作業も簡単なので気軽にリフォームすることが可能です。
お手入れが簡単
普段は掃除機でゴミや埃を吸い取ったり、固く絞った雑巾で水拭きするだけなので手入れが楽に行えます。
定期的に専用のワックスを塗るだけで美しい状態を維持できるので、メンテナンスも簡単です。
転んでも弾力性があるので安心
クッション性に優れている床材なので、万が一転倒した際にも衝撃を吸収してくれるので怪我がしにくくなります。特に小さな子供や高齢者のいる家庭では、安全性の高いクッションフロアが多く採用されています。
クッションフロアのデメリット
仕上がりが安っぽく見えてしまう
価格や設置費などが安く抑えられますが、どうしても見た目は劣ってしまいます。フローリング柄のクッションフロアもありますが、テカリが目立つため質感の違いは明らかです。
傷や凹みに弱い
クッションフロアは表面がビニールで覆われているため、傷が付き易いのが難点です。また、家具や家電などの重たいものを長期間置いたままにすると、凹んで元に戻らなくなってしまうので注意が必要です。
クッションフロアの手入れ方法
日常の手入れ方法
普段の掃除は掃除機でホコリを吸い取り、固く絞った雑巾で水拭きするだけで十分です。
ダニの発生を防ぐためにも、1日1回の雑巾がけをお勧めします。
クッションフロアの表面にある凹凸が黒ずんでいる際は、住居用の中性洗剤を水で薄めて布に含ませたもので拭き取ります。
また、頑固な汚れには歯ブラシなどを用いて擦り取った後、雑巾で水拭き・から拭きの順で仕上げます。
漂白剤や毛染液、マニキュアなどをこぼした場合は、放っておくと変色や変質の原因になるので速やかに拭き取ることが大切です。
ワックスをかける場合
クッションフロアは基本的に手入れが簡単なので、ワックスは不要とされていますが、どうしてもワックスをかけたい場合は、クッションフローリング専用のワックスを使用しましょう。掛ける時は、少量のワックスを綺麗な乾いた雑巾などにつけ、ムラができないように薄くのばし、塗っていくことがポイントです。
定期的に塗ることで、表面を保護して美しさを維持することができます。汚れが付き難くなる効果もあるため、さらに日常の掃除や手入れも楽になります。