
リフォームポイント
廊下を有効活用
公開日:2015年07月14日
廊下は劣化した内装材の張替えや、照明を設置、段差を解消するなどのリフォーム内容がほとんどで、他の部屋のリフォームのついでに行われることが多いです。さらに廊下は、無駄なスペースだと思われがちな場所です。最近では、リビングやキッチンなどの面積を広くとるため、廊下がない間取りが増えてきました。しかし、廊下にも工夫をすればいろいろな活用の仕方があります。

床下や天井裏、壁面を使うことで収納スペースが生まれたり、書斎などのちょっとしたスペースにも活用したりすることができます。廊下をただ通るだけの場所にせず、上手く活用しリフォームするのもいいのではないでしょうか。
共有スペースにする

誰もが通り過ぎる廊下に共有スペースを設けることで、家族とのコミュニケーションがより取りやすくなります。
例えば、廊下にソファや小さなテーブルを設置することができれば、もうひとつの小さなリビングが出来上がります。ただし、小さなリビングとはいえ、廊下は音が響きやすく各部屋に隣接しているので、テレビやオーディオ機器など音の出るものは置かない方が無難です。
他にも家全体の部屋数が少なく、子供部屋を人数分確保できない場合、廊下に勉強机を置くことで勉強スペースを確保することができます。廊下は人の通りが多く目に付きやすい場所でもあるため、勉強机の上をこまめに片付けて綺麗に保つという習慣が身につくことも期待できます。
書斎スペースにする
1人掛けのソファとライトを置くだけでも、立派な書斎スペースになります。
本棚を仕切りのように配置することで、人の行き来が気にならなくなるので、落ち着いた書斎空間にすることができます。廊下を書斎として活用する場合は、明るめの照明も設置しましょう。ただし、あくまでもちょっとした時に読書などを楽しむという空間ですので、しっかりとした書斎スペースにする必要はありません。
他にも廊下の壁面に棚を取り付けることで、本棚を設けることができます。少し広い廊下であれば、反対側にベンチやソファを設置します。手に取った本をすぐに楽しむことができるので、子供がいる家庭などにおすすめです。
収納スペースとして活用
あればあるほど重宝する収納スペースですが、廊下にも様々な方法で確保し、活用することができます。壁面にカラーボックスを並べるだけで立派な収納場所になりますし、広めの廊下であれば天井まで棚を取り付けることで、より多くの収納が可能です。また、壁の厚みを利用し、埋め込み式のスペースをつくる事もできます。埋め込むことで空間をすっきりと利用することができ、物を収納するだけでなくディスプレイとして楽しむこともできます。
他にも廊下に天井裏の空間があれば、スライド式のはしごを設置することで、大容量の収納スペースを確保することができます。屋根裏の物置よりも気軽に物を出し入れすることができるので、頻繁に使用するものを収納しておけばとても便利です。
デッドスペースになりがちな階段の下も、コンパクトな開き戸を付けることで置き場所に困る掃除機の定位置として活用できます。
戸の色もまわりの家具などと合わせることで、インテリアにも調和しておしゃれに見えます。
このように廊下は工夫をすることで収納スペースが多く確保できる場所でもあります。