
リフォームポイント
壁紙・クロス張替えで初めに考える3つのこと
公開日:2015年07月29日
一緒に行いたいリフォームを確認する
壁紙の張替えを実施する前に、他にもリフォームすべき箇所がないか、壁紙と接しているものなどをチェックしておきましょう。

たとえば、エアコンや照明器具の交換や移動、増設が挙げられます。
新しい物にするにはそれなりの費用がかかるため躊躇しがちですが、設備の寿命を考え、交換などタイミングを合わせることで効率がよくなります。後々、交換したい、移動したいと思った時にまた壁紙を張替えなくてはいけないケースも少なくありません。エアコンは10年以上経っているものであれば買い替えを検討しましょう。
スイッチ、コンセントなども同様です。一緒に行うことで、キレイな仕上がりになります。
またカーテンレールや壁掛けの飾り棚など、簡単に取り外しができるものあれば、工事の時だけ外しその下まで張替えておきましょう。
一緒に行えばよかったなど思うことが多い壁紙リフォームは、壁と接している設備や機器に関してはよくチェックをしましょう。後から別途行うと、費用も手間もかかりますので確認しておく必要があります。
リフォームならではの壁紙選び
リフォームで壁紙を張替える場合、まずは既存の壁紙を全て剥がすのですが、どうしても下地に裏打ち紙が残ってしまうため凹凸が生じてしまいます。下地処理を行ったとしても、なかなか新築時のような平滑な仕上がりにはなりません。

そこでおすすめなのがリフォーム専用壁紙です。
リフォームならではの壁紙で、通常よりも厚手に作られているため、多少下地が傷んでいる場合でも凹凸が気にならない程度に仕上げることが可能です。特に、凹凸加工が施された壁紙や、全体に柄が描かれた壁紙を選ぶと仕上がりも綺麗です。
もし新築時に使用した薄い壁紙などを張替えたいという場合は、新たに下地の貼り直しが必要になりますので注意しましょう。
施工前と施工後の注意点
壁紙の張替えの前には、下地を平らにする処理を行うのですが、その際に細かいパテの粉が舞い上がります。
施工前に家具などはビニールで覆ってくれますが、細かい粒子の侵入を完全に防ぐことは困難です。
パソコンなどの精密機器、貴金属類や本、ホコリが落としにくいものは施工前に別の部屋への移動しておきましょう。
また、張替え工事を終えた直後から数日間は、触らないように心掛けてください。
空気が入って浮いたように見える箇所も、完全に乾くと伸びて綺麗になりますので、無理に押したり擦ったりしないようにしてください。数日たっても表面が平らにならない場合は、施工を依頼した業者に連絡して直してもらいましょう。