
設備機器
吊り戸棚を導入する際のポイント
公開日:2015年07月07日
リフォームで吊り戸棚を導入する場合、本当に導入する必要があるのかしっかりと考える必要があります。実は、吊り戸棚をあまり使わないという方も少なくありません。そこで、吊り戸棚を使われる家具としてリフォームするために、設置する際のポイントや最新の吊り戸棚を把握しておきましょう。
吊り戸棚は高さがポイント

吊り戸棚を設置する際には、設置する高さがポイントになります。使わなくなる理由もこの高さにあります。棚の下端があまり高いところにあると手が届かず、視界にも入らないために、結局使わない、あるいは使わないものを置く為にしか活用しないのです。
しかし、低く設置してしまうと、その下にあるキッチン部分での作業が難しくなります。リフォーム前に実物を確認し、自分に合う高さはどのくらいか把握しておきましょう。
キッチンを利用する方の目線と同じ高さに吊り戸棚を設置すると使いやすくなります。戸棚全体の高さとしては、手を伸ばして使える範囲、70cm程度が望ましいとされています。
吊り戸棚の選び方
吊り戸棚は一般的には開き戸が多いですが、高さによっては頭をぶつけてしまう危険があります。引き戸やフラップ式といったタイプの吊り戸棚も視野に入れてみましょう。
また、オーダーメイドでの提供を可能にしている業者もあります。売り場や展示場で望ましいものがいつからない場合は、オリジナルの吊り戸棚を注文するのもひとつの方法です。
希望する吊り戸棚が見つかってもいきなり購入を決めてしまってはいけません。売り場での印象と自宅に設置した後の印象が異なる場合があります。選んだ吊り戸棚が実際に家に入るのか、自宅に設置した時にも高さは変わらないのかをチェックしておきましょう。吊り戸棚の具体的なサイズを測って自宅で合わせたり、業者に自宅まで来てもらって相談したりしましょう。
自分が使い易いものかつその家で使い易いものの2点を満たす吊り戸棚を選びましょう。
最新の吊り戸棚「電動式吊り戸棚」
吊り戸棚の中には、電動で下降する機能を持ったものがあります。非電動のタイプよりは費用が掛かってしまいますが、普段高い位置にあっても問題ありません。吊り戸棚にも普段使うものを置いて有効活用したい場合に適しています。
他にも自動ではありませんが、下ろせる棚を備えた吊り戸棚もあります。普段使うものを入れておくだけではなく、スペースを空けておいて、調理している材料や器具を一時的に置くという活用の仕方も可能です。