
リフォームポイント
キッチン・台所のスタイル(空間)
公開日:2015年07月27日
キッチン・台所のスタイルとは空間のことです。キッチンとダイニングに遮りがないオープンキッチン、少し遮りがあるセミオープンキッチン、完全に仕切られているクローズドキッチンに分かれており、それぞれのメリット、デメリットについて触れています。
オープンキッチン

オープンキッチンとは、他の部屋との空間が壁などで遮られていない、部屋全体が一体化したスタイルのキッチン(空間)です。オープンキッチンは壁付け型や、I型やL型の対面キッチンにレイアウトすることも可能です。
メリット
- 開放感があり、部屋が広く見える
- 調理をしながら家族とのコミュニケーションが取れる
- 料理の配膳や片付けがしやすい
- 小さな子供がいる家庭では、近くで料理ができるため安心感がある
- 複数人での調理ができる
デメリット
- 調理中の煙や匂いがリビングやダイニングに広がりやすい
- キッチンが常に見えてしまうため、散らかっていると目立ちやすい
- 水はね、油はねがしやすく汚れやすい
- 収納スペースが狭い
セミオープンキッチン

オープンタイプのキッチンをカウンターや吊戸棚などで仕切ったキッチンです。半独立型キッチンとも呼ばれ、空間をダイニングやリビングと共有しながら、キッチンスペースを全面的に出さないようにした対面型のスタイルです。
メリット
- 家族とのコミュニケーションが取りやすい
- 洗い場や調理中の手元を隠せる
- 配膳や片付けがスムーズに行える
- 収納場所スペースを多く取れる
デメリット
- 調理中の煙や匂いがリビングやダイニングに広がりやすい
- キッチンを設置する際、部屋にある程度の広さが必要
クローズドキッチン
キッチンだけが独立し、リビングやダイニングとの境を、壁または扉で仕切られた完全独立空間タイプで、料理を重視したスタイルです。
メリット
- 収納スペースが多い
- 家具・家電を配置しやすい
- 調理中の煙や匂いが、リビングやダイニングに広がりにくい
- 来客が多い家庭では、外からキッチンの中が見られずに済む
- 周りからの目を気にせずに料理に集中できる
- リビングやダイニングを水はねや油はねで汚さずに済む
デメリット
- 閉鎖的で、リビングやダイニングにいる家族とのコミュニケーションがとりにくい
- リビングやダイニングまで距離があるため、配膳の際に手間がかかる