キッチン・台所リフォームのノウハウ

設備機器

シンクの選び方

シンクはキッチンの中でも最も使用頻度が高いため、リフォームする際は使い心地が重要になります。
また、全体的なバランスや見た目、キッチンの機能なども考慮する必要があります。

シンクを選ぶポイント

シンクを選ぶ場合、形状、素材、サイズ、動線といったポイントがあります。ポイントごとにメリットやデメリットを把握しておきましょう。

形状で選ぶ

シンクの形状で日本で多く普及しているのは、一層式のシングルシンクです。その他に、欧米の家庭でよく見られる二層式のダブルシンク、トリプルシンクなどがあります。シンクの形状は、国や地域または生活習慣で異なるので、使いやすいものを選びましょう。

素材で選ぶ

ステンレス素材のシンクは最も一般的な、傷や熱にも強く、食器が割れにくいがほとんどです。ステンレスは質や厚みについては、種類はあるものの、デザイン性があまりありません。

ホーロー素材は硬く、耐久性に優れており、カラーバリエーションなどが豊富です。

人工大理石のシンクはデザインの種類が多いですが、ステンレス素材などと比べると耐久性が劣り、熱や傷などには弱いです。ただし、人工大理石の強度についてはメーカーによって異なる場合があります。

サイズで選ぶ

シンクのサイズは大きいものから、小さいものまであります。家族が多ければ、食器の数や使う頻度も増え、シンクにはそれなりのスペースが必要となります。ただ単に、大きいシンクが良いという理由だけで選んでしまうと、かえって作業効率が悪くなる事もあります。
また、小さい子供や高齢者がいる家庭では、シンクの大きさによって使い勝手が変わります。その為、シンクのサイズは家族構成や人数を考慮して、選ぶ事も大切です。

動線を考える

ゴミ受け皿の大きさや、排水口の位置、スポンジ・洗剤の置き場などの動線を考慮することも、大切なポイントです。ちょっとした事でも、使い勝手を考えることで、日々の炊事がしやすくなり、使い心地が良くなります。

その他

キッチンで水を流した時、シンクの底に水が当たり、水はね音がします。オープンキッチンなど、その水はね音が大きいと特に気になるかもしれません。
最近のシンクでは静音機能が付いたものが増えているので、ショールームなどに行き、実際に体感してみるのもひとつの手段です。