
絶対に選んではいけないリフォーム会社の見極め方
公開日:2015年11月17日
リフォーム会社を選ぶ場合、質の良し悪しを見極めて、適切な施工を実施する信頼できる会社を判断しなければなりません。そこで、選んではいけないリフォーム会社の特徴、見分け方について紹介します。

ホームページをチェックする
ホームページは重要な営業・広告ツールです。大多数のリフォーム会社は自社のホームページを運営しています。ホームページに掲載されている内容は、仕事の質が悪い可能性が高い「悪質」な会社を見抜く一つの目安となります。
チェックポイント
- 会社概要に着目する
- 創立年数を参考にする
- 資格についてチェックする
- 施工事例などをチェックする
- スタッフの掲載に注目する
会社概要に着目する
本店(本社)所在地や資本金、代表者名などが記載されていないのは論外ですが、営業時間や連絡先を含めて、基本的な企業情報が明瞭に開示されていない会社は避けてください。
創立年数を参考にする
会社の創立年数に関しても、基本情報として記載されているべきことですが、創立年数が浅い会社は、経験値が低い、実績に乏しいなどの可能性があるため、慎重に考えるべきです。
仮に創立1年目であったとしても、他のリフォーム会社などで長年勤務(たとえば10年以上)したベテランで、有資格者が代表者を務めているのであれば、その会社は高度なノウハウやスキルを有している可能性があります。
創立年数の長さだけで判断は難しいですが、後々のアフターケアや手直しでも関わることを考慮すると、長期間に渡って事業を継続している会社のほうが、信頼度や安心感が高いと言えます。
資格についてチェックする
リフォーム関連会社は請負金額500万円超の工事を受注する際に、建設業許可をとる必要があります。小規模工事を専門とする会社は別ですが、一般的なリフォーム会社でホームページなどに建設業許可の記載されていない場合は論外です。
建築士や施工管理士、各種住宅系コーディネーターなどの資格を有している場合は、建築、住宅設備、内装に関する専門的な知識を持ったスタッフが在籍しているということなので評価の対象になります。
一方、建築に関連する資格が一切記載されていない(取得していない)会社には、高い専門的知識を有しているか疑わしく、適切な施工管理ができない可能性があります。
施工事例などをチェックする
ホームページ掲載の施工事例などで、次のような特徴が見られる場合は要注意です。ホームページに掲載されている施工事例が少ない、更新されない(施工事例数が増えない)。また、写真や図面などによる説明が無い、施主のコメントや写真などが掲載されていない。つまり、事例数が少なく、説明が十分でない、客の反応が分からないような場合は、全く参考になりません。
施工事例の紹介は、ユーザーに対する重要なアピール方法であり、誠実で自信がある会社であれば、自社の施工品質の良さを理解してもらうために、詳しく丁寧なコンテンツに仕上げるはずです。特に写真について、施工中の写真が掲載されていない場合には、何か隠しておきたい要素があるのかと疑われても仕方がありません。
また、施主のコメントや写真の掲載に関しては、見込み客に安心感を与える要素として、現代の通常の会社は重要視しています。ネット掲載・顔出しがNGである顧客も確かに存在しますが、豊富な施工事例を持つ会社であればすべての顧客が非協力的であるのは不自然ですし、仮にそうであったとすれば会社と顧客の間の信頼関係が成り立っていないという見方もできます。
スタッフの掲載に注目する
スタッフの姿やコメントの掲載は、閲覧者に安心感や親近感、そしてリアリティーを与えます。優良会社では、こういった情報を積極的に載せている場合が多いことも事実です。一方、スタッフはおろか、代表者の顔姿すら掲載されていない場合には、どうしても素性の不明さや怪しい印象があり、好ましい会社であるとは言い難いところがあります。
専門店を疑う
キッチンリフォーム専門、浴室リフォーム専門、といったように、かなり狭い範囲に限定したリフォーム専門店が多く見られます。そういった会社では、「格安」を売りにしていることが多く、利用者側としても「専門店だから格安である」という印象が強いようです。
実際のところ、特化した施工範囲のみで事業を継続させることは容易ではありません。結局、もっと広い範囲のリフォームを受注しようと強いセールスを行います。費用面においても、最終的には高額になる傾向があります。
こういった営業をする会社の多くは技術力が低く、料金も割高になるケースも少なくないので、特化型の「専門店」を謳っている会社には気をつけましょう。
格安リフォームを疑う
「格安」の謳い文句は、利用者にとって非常に聞こえの良いフレーズですが、最も警戒すべきことだと考えられます。なぜならば、格安を一番の謳い文句にしている会社は、実際には高額の料金を請求してくるケースが少なくないからです。
手口としては「勝手に工事範囲を拡大して見積額を上げる」「追加工事が発生したと言って見積額に上乗せして請求してくる」などさまざまです。この種の会社とは一切関わらないようにしましょう。
訪問販売に注意する
訪問販売における悪質な手法は大きく2つあります。
不安を煽る
「無料診断」や「偶然通りかかったら目に付いた」など、住宅の欠陥や不備を殊更に誇張して不安を煽り、リフォームを迫る手法があります。
しかし、欠陥・不備の状況はしっかりと調査をしないと分かりません。また、施工内容や金額についても十分に検討をすべきです。いきなり訪問を受けてリフォームをセールスされても、納得してはいけません。
格安を謳う
期間限定やキャンペーン、モニター制度などを語って格安工事をアピールする手法です。「今日中に契約すれば半額にします」などと言って早急な契約を迫り、ユーザーに考える時間を与えないようにするのが、よく見られる手口です。
なかには、ユーザーが工事を承諾するまで延々と居座るという、本当にタチの悪い会社がいるので要注意です。こういった強引な営業をする会社の多くは、いざ見積を取り施工をしてみると、結局料金が安くないというケースがほとんどです。
ここがポイント
全部とはいえませんが、リフォーム工事の訪問販売には悪質なものが目立ちます。「不安を煽る」、「格安を謳う」というリフォーム会社の訪問販売には特に注意が必要です。
電話によるセールスに注意する
こちらから問合せたことも無いのに、いきなり電話をしてきて話し上手に訪問調査を迫ります。リフォームは、それなりの時間を掛けて現場調査やプランニングをすべきであり、慌てて行うべきものではありません。電話での誘いには簡単に応じないようにしましょう。