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リフォームの見積もり額が予算オーバー時の対処法

リフォームの際、リフォームしたい箇所が増え、見積りを取った時に、思っていた金額よりも高かったという事はよくあります。当初の予算をオーバーしたら、何らかの対処を実施して予算内に抑える事が必要となってきます。

再度見積りを取る

一般的に「再見積もり」と言われているものです。見積書の再作成・再提出を依頼すると、リフォーム会社がその理由を尋ねてくる可能性があります。その場合、正直に事情を説明して、予算内に収まる内容の見積書作成を依頼しましょう。

再見積りにより、業者が色々な面で考慮してくれる事もあり、見積り金額が下がる可能性があります。また、更に金額を安くするためには、次のような対処法が効果的でしょう。

施工範囲を狭くする

リフォームの施工範囲を変更する事により、予算内の費用に収める対処が考えられます。住宅の維持管理にかかるメンテナンスを主要な目的としたリフォームにおいては、範囲を狭めるに当たり苦慮するケースが有り得ますが、美観や機能の改良・向上を目的とするリフォームの場合は、比較的容易に施工する範囲を狭めやすいでしょう。

たとえば、床の全体部分を施工範囲としたフローリングを行う予定だったところを、リビングルームの床のみの施工範囲に狭める事によって、費用を削減する事が可能となります。

施工箇所を少なくする

建物の劣化・老朽化とそれほど深い関係がある箇所で無いのであれば、今は我慢して、将来に実施する方法が考えられます。戸建て住宅において、本来は、ベランダの防水、子供部屋のクロスの張替、居間のフローリング張替、システムキッチンの導入という4箇所に関するリフォームを予定していたところを、システムキッチンの施工を中止する事により、費用を安くできます。

材料のグレードを下げる

使用する各材料のグレードを下げる事により単価が下がり、見積り金額を予算内に抑える事ができます。特に、施工範囲の全体に渡って材料のグレードを下げた場合、施工範囲や施工箇所に変更を加える事無くリフォームを実施できる可能性があります。多少材料の質を落としても相応の納得感がある場合には、かなりメリットがある対処法であると言えるでしょう。

優先順位を明確にする

施工範囲や箇所の変更、材料のグレードを落とす事により、費用を予算内に抑えるには、単にお金の面のみを考えるのではなくて、施工実施の優先順位を大切にする事が、リフォーム後の満足感に影響を与えます。つまり、必ず実施したい工事内容は何なのか、そして、どの範囲・箇所であれば工事を行わなくても納得できるのか、どの部位に関する材料であればグレードを下げても納得できるのか、といった事柄を明確にする事により、後悔しないリフォームが行えると考えられます。

ローン利用

リフォーム箇所を狭めたり、グレードを落としたりなどの対処を行ったとしても予算内に抑える事が厳しい場合や、一切の変更を加えずにリフォームを行いたい場合においては、金融機関から融資を受けて、足らない分を調達する事も検討しましょう。代表的な金融商品としてはリフォームローンが考えられます。

ただし、既にローン利用をしており、さらに新たにローンで資金調達をする予定の場合、利用する事が難しいケースもあるでしょう。