リフォームお役立ち情報

イメージ通りにリフォームを行うコツ

リフォームする建物の現状を把握し、何が必要な工事なのかを決め、イメージを固めましょう。予算も大事ですが、業者に正確なイメージを伝える事も、重要となってきます。

イメージを具体化させるにはどうすればいいか

アイデアを考案する

住宅の劣化・老朽化の具合や傷み具合を調べ、不満点、改善点、要望点を書き出し、リフォームに関するアイデアを考えます。家族で住んでいる場合は、家族ひとりひとりの意見や要望を聞き、リフォームのアイデアに活かします。

情報の収集を行う

ネット、資料請求、書籍、ショールーム、現場見学会など様々なものを利用して、業者、デザイン・施工事例、材料、設備、コスト・資金計画などに関する情報を収集します。そしてイメージの具体化に活用します。竣工当時もしくは購入当時の図面類を用意し、施工可能な事柄の確認を行ないます。施工規模・内容によっては法令に規制される事もありますので注意が必要です。

分譲マンションにおいては、管理規約・使用細則に規制されていますので、住宅所在地域で規制されている法的事柄や、管理規約等の内容についても調べておきます。

ショールームや現場見学会は利用にあたり、その現場の構造・間取り、照明、採光等の具合によっても見た目の印象が変わってくるので、イメージをまとめる参考にする際には考慮すべきでしょう。

予算を考える

希望するリフォームにかかる費用を、収集した情報をもとに計算し、目安となる資金計画について検討をします。銀行等の金融機関から融資を受ける場合は、金融商品(リフォームローン等)の詳細についても調べましょう。

なお都合が付く資金に変動があると、具体的なリフォームのイメージ、プランにも影響を与えます。予算は無理をせずに余裕のある範囲で検討しておきましょう。

業者とのずれを無くすにはどうすればいいか

リフォームのイメージを正確に業者に伝える

リフォームのイメージを、できる限り具体的かつ詳細に業者に説明をして、業者に理解してもらえるよう伝えますが、その際、口頭のみでは説明不足になりがちです。

そこで、より詳しくて分かりやすい説明を行い、業者にイメージを共有してもらうためには、多くの「説明材料」を用いて行う事がより伝わりやすくなります。

「説明材料」としては、下記のようなものがあります。

  • 詳細なイメージを記した書面
  • 希望リフォームのイラストや簡単な図面
  • カタログ、ウェブサイトなどで見られるイメージに近い画像
  • 雑誌や記事などに掲載されている具体例

説明材料を使用して説明をすると、業者とのイメージのずれを小さくすることができます。

業者に立体的なプレゼンテーションを要望する

業者には、写真、イラスト(CG図)・パース図、模型、カタログ、材料サンプルなどを用いた、より立体的なプレゼンテーションをしてもらうようお願いします。それは、書面や図面・展開図といった平面的な資料だけでは、素人にとっては、具体的でリアリティーのあるイメージが把握しにくいからです。

ただし、カタログ画像や材料サンプルは、質感の確認・イメージの具体化には大変参考になりますが、実際に住宅に使用された場合には、印象が異なる場合が少なくはないので慎重に選びましょう。広範囲に使用される外壁塗料、クロス、床材などの材料については要注意であり、できる限り大きなサイズのサンプルを用意してもらい確認してください。

業者の施工事例を確認する

施工事例を見学できる業者の場合、実際にその現場を見て確認をします。そこで自身と相性が良さそうか、イメージを叶えてくれそうか、その業者に任せて良いのか、といった事柄を判断するための参考とします。

可能であれば、自分が希望するリフォームと似た内容の施工事例を見せてもらうと良いでしょう。ウェブサイトや資料等の画像でも確認可能ですが、実際とは印象が異なる可能性が高いので注意が必要です。