リフォームお役立ち情報

リフォームの種類を紹介

リフォームの種類には増築やバリアフリー、設備工事、耐震工事など小さい工事から大きい工事まで色々な種類があります。行うリフォームがどの種類かは把握しておきましょう。

増改築

住宅における増改築には、「増築」と「改築」の2つの言葉の意味が含まれています。

増築

建物の床面積を増やす建築工事を指します。具体例としては、同一階における建て増し、敷地内への新たな建物の建築、階数の増数(1階建てを2階建てにする等)等が考えられます。

改築

間取り変更等の工事を実施する事です。ただし床面積の変更は行いません。具体例としては、1つの部屋を壁で仕切って2分割し、2つの部屋にする事が挙げられます。

大規模修繕

大規模修繕は分譲マンション(集合住宅)における、多額の費用を必要とする大規模工事であり、建物の老朽劣化の防止や性能の維持向上を目的として計画的に実施される事、工事範囲が広範囲に渡る等の特徴があります。

主な工事内容

外壁や鉄部の修繕・塗装、廊下・階段の改修、屋上・バルコニー防水、給排水管の改修などがあります。また、エレベーターや貯水槽の更新などについても大規模修繕に含まれる場合があります。

工事の実施、費用について

一般的に、大規模修繕は管理組合が策定した長期修繕計画に基づいて実施されます。また工事費用は、区分所有者より徴収した修繕積立金が充てられますが、費用不足の際には、一時金徴収や金融機関からの借入が実施される場合があります。なお分譲マンションにおいて大規模修繕を実施するためには、区分所有者の集会(管理組合総会)にて、区分所有者総数並びに議決権総数の過半数の賛同が必要と成ります。

設備工事

住宅性能の維持向上を目的とした工事で、住宅設備全般に関する、整備・部品交換・修繕・更新といった様々な工事を指します。既設の設備だけではなく、全く新しい設備を取付ける場合も含まれています。たとえば、トイレを和式から洋式に変える事や、既設のキッチンを新たにシステムキッチンに取り替える事、新たに床暖房設備を導入する事なども、設備関連のリフォームとして考えられます。

バリアフリー工事

バリアフリー工事とは、主に高齢者や障害者の人たちが快適に暮らすために行う工事であり、住宅性能の向上を意図する工事の一種であると考えられます。基本的には、障害物を無くすための工事や、からだに与える負担を低減するための工事が行われます。

代表例としては、床と部屋入口部の段差を無くす、廊下や階段に手摺を設置する、開閉が行いやすい戸に取り替えるなどが挙げられます。

また、風呂場やトイレを使いやすい仕様に変える事や、外構エントランス部が階段である場合にスロープに変更する事なども、バリアフリー工事に該当します。

耐震工事

耐震工事とは、地震発生による被害を防止するために行われる工事です。厳格に実施するとした場合、専門家(建築士等)による実地調査や構造計算等による耐震診断の結果を基にして行われる事となります。1981年以前に建築された住宅は、特に耐震工事の必要性が高いとされています。耐震工事の代表例としては、壁・床・柱・梁の補強や、基礎部分の補強、屋根部分の低重量化などがあり、その実施については、様々な工法が行われています。

ちなみに耐震工事(あるいは耐震診断)に関する費用について、自治体によっては助成を行っている可能性があります。

省エネリフォーム

省エネリフォームとは、冷暖房設備に使用する電気・ガス・灯油などのエネルギーの消費量を削減可能な住宅にリフォームする事を意味します。つまり、地球環境に配慮した省エネルギー性能の高い住宅に変える工事であり、外気を遮断して、熱を住宅内に侵入させない事が重要なポイントとなります。

省エネリフォームは、住宅の断熱性、機密性、日射隠蔽等の性能を高める仕様を施す事が基本となります。その例としては、天井・壁・床等に対する断熱材の使用、壁・屋根裏等に関する結露対策の実施、窓ガラスに関する断熱効果に優れたガラスへの取替などを挙げる事ができます。