
リフォームで追加工事費用を発生させないためのポイント
公開日:2015年11月18日
リフォームにおいて、途中で追加工事となり見積書とは異なる費用が余計にかかる事はよくあります。注意深くリフォームの事前確認を行う事で追加工事の発生を防ぐ事ができます。

追加費用が発生する理由
追加費用が発生する理由としては様々ですが、主に挙げられる理由としていくつか紹介します。
業者との説明不足や勘違いから
プランが決まり業者と打ち合わせを行ってから見積書を作成してもらいますが、打ち合わせだけで施主の希望、イメージがすべて伝わるとは限らなく、言い間違いや、聞き間違いの為に誤って見積書に記載されている事もあります。口約束のみで、書類にも書いてくれるだろう、勝手にここもやってくれるだろうといった思い込みも危険です。こうした思い込みや勘違いから、追加費用が発生してくる場合があります。
打ち合わせ不足や勘違いがでないようするには、こういう工事をするという大まかな流れだけではなく材質や大きさといった細かい点まで確認してください。材質が違うだけで、費用も全く違いますので細かく説明を聞かないのも追加費用を発生させる原因です。
工事内容の変更によるもの
追加費用がかかる例として、工事内容の変更があります。設備をもっと良いものにしたい、リフォーム面積を広げたい等の追加希望がよくあります。確かに、実際に工事現場を見てリフォームの様子をイメージすることで、計画の段階で想定していたものとは異なる部分も出てくるでしょう。当然後から変更すれば、料金も変更になり、追加の費用がかかります。
しかし縮小モデルを作ってイメージするなど、計画段階でも具体的な構想をすれば避けられる事でもあります。また追加したい設備ができた時は、本当に必要なものか、よく考えた上で判断し、設置したあとでやっぱり不要だったと言う事が無いようにしましょう。それでも追加工事が必要になった場合は、すぐに会社側に伝えましょう。そのとき必ず追加分も書面にしてもらうことが大事です。
工事中にわかる追加工事
事前にわかるものではなく、工事を開始してから追加工事が必要な場合があります。例えば、壁や床の中に使用してある木材などの腐食や、土台や柱の劣化などは実際に工事をし、開けてみないと分かりません。状況にもよりますが、取替えるとすれば当然見積書には記載されていないため、追加の工事費用が必要となります。内部の状況は業者にもわからない事ですが、このような事があった場合の為に、おおよその金額を業者に確認しておき、予算に入れておくことも大事でしょう。
追加工事を起こさせないために
追加工事を起こさせないためには、仕方ない工事もありますが、リフォーム会社との確認が必要となります。見積書を作成している段階で、工事業者が事前に現場を確認しているのかも尋ねてください。可能であれば見積書の確認の際は、施主も一緒にリフォーム箇所を回り、見積書と照らし合わせ、業者と指差しチェックをしながら確認してください。
また、どの範囲、どの材料、どこまでが費用に含まれているのかなどの内容をお互いに理解することによって、追加工事を防ぐ事ができます。契約の段階で見積書をしっかりと確認して、記載していない箇所などについて尋ねることが必要です。