
リフォーム工事完了後の注意点
公開日:2015年11月18日
リフォーム工事が完了した際、要望通りに工事が行われているかを、担当者と細かく確認する施主検査があります。その検査時に確認するポイントをチェックしておきましょう。

施主検査
竣工検査とは、リフォーム工事がほとんど終了した時に、工事責任者などとともに、工事の仕上がりを一緒に確認するための検査の事です。不具合がないかどうか細かいところまでチェックします。ここで確認を怠ると、後々工事中の傷などであるかどうかの判断がつきにくくなり、トラブルの元になります。
そこで、この検査で確認する点をいくつか挙げます。
希望の木材や設備が使用されているか
床はこの木を使ったフローリング設備はこのメーカーの、と言うような、施主の希望が取り入れられているかどうかを確認しましょう。
傷や汚れの有無
傷や汚れがないかどうかも必ず確認してください。使用後に発見した場合、工事の時にできたのか、引渡し後にあなたや家族が付けたものか、判別ができないため、引き渡し前に修繕してもらうようにしましょう。
設備の不具合はないか
取り付けた設備に動かない等の不具合が起きていないかを確認します。窓や扉が開かないなど、正常に機能しなければ問題です。同様に、キッチン等の水まわりであれば蛇口から水が出るか、ガスやコンロを用いる機器であればそれらが点くのかを見てください。
目に見えない部分の確認
床の傾斜等、その場でははっきりと解らないこともありますし、傷は見えない部分にも発生していることがありますので目に見えない箇所の確認も怠らないようにしましょう。
また、実際に施主検査を行う場合は、気をつけておきたい箇所をリストアップし、それを見ながら確認すると効果的です。
第3者による検査
施主検査が工事会社や設計者の側から提案がない場合でも、ホームインスペクションという、第三者に依頼する方法もあります。自分では確認できないところや、建造物に対して専門家にも確認してもらいたい場合に、ホームインスペクションという専門の業者に依頼するとよいでしょう。ホームインスペクションは工事をした企業とは別の企業に依頼すれば、公平に検査をしてもらうことができます。
書類等の保管
工事が終わったら、引渡し書類や契約書、新しい設備の説明書などリフォーム工事に関する書類は整理して大切に保管しておきましょう。
また、保証など取り決めている場合は保証書を交付してもらいます。