リフォームお役立ち情報

リフォームをする前に情報収集をしよう!

リフォームの情報収集を行う目的とは

情報収集を行うにあたり、目的を明確にする必要があります。リフォーム情報を収集する目的は大きく2つに分けられます。

リフォーム会社にイメージや要望を具体的に伝えるため

工事の種類、工法、材料(建築資材や設備機器など)、見積書や契約書等の見方、予算の立て方、ローンや税控除・減税・補助金等についての資金計画など、リフォームに関する幅広い基礎知識の情報収集をします。リフォームのプラン構想や予算並びに資金計画の検討、リフォーム会社の選択の際に、基礎知識が役に立ちます。

ある程度基礎知識を頭に入れておくことで、見積もり依頼の際に積極的にリフォーム会社と話ができるようになり、実施したいリフォームのイメージや要望を、具体的に伝えることができるでしょう。

リフォーム会社の選定のため

リフォーム会社と言っても種類は様々です。各リフォーム会社についての情報収集が、見積りの依頼先や実際の施工先を決める際の判断材料なります。

リフォームの基礎知識を得るついでに、リフォーム会社の情報収集も並行して行うという方法もあります。たとえば、外壁塗装に関する情報収集の際、外壁リフォームが得意なリフォーム会社についての情報を併せて得られます。

ここがポイント

リフォームの情報収集は自分のリフォームの具体的なイメージ、要望を伝える時にとても重要になります。また、リフォーム会社の施工事例や得意分野の情報収集は、見積もりを依頼するか否かの判断材料になります。

リフォームの情報収集の具体的な方法一覧

リフォームの情報収集の方法として、大きく「インターネット」と「紙媒体・見学・体験談」に分類されます。主に下記のものが挙げられます

インターネット 紙媒体・見学・体験談
  • ホームページ
  • ブログやSNS
  • 情報サイト・ポータルサイト
  • 口コミサイト・掲示板
  • 資料・パンフレット
  • 住宅専門雑誌
  • 新聞の折り込み広告・チラシなど
  • リフォームした現場の見学
  • リフォーム会社のショールーム、モデルハウスなど
  • リフォーム会社等の事業所(店舗)へ行って説明を聞く
  • リフォーム経験者の話を聞く
  • セミナーに参加する

インターネットで情報収集を行う

最も手軽な情報収集の手段はインターネットです。リフォーム会社の情報や口コミ、施工事例なども簡単に検索できます。PC、スマートフォンや従来の携帯電話、タブレットなどにおいてもネット環境があるところならどこでもお手軽に情報収集が可能です。

リフォーム会社のホームページ

リフォーム会社が直接運営を行っている公式ホームページは、ネット内の店舗であり、その会社にとっての「顔」でもあります。そのため会社側としても重要視している場合が多く、集客・宣伝のために注力してコンテンツを作成しているところが目立ちます。

リフォーム会社の公式サイトでは、会社概要、実績、業務内容、仕事に対するポリシー・熱意、得意な分野、施工事例など、会社発信の情報を得ることができます。

たとえば、施工事例には施工前・施工中・完工後などの流れが画像つきで紹介されていたり、ユーザー(施主)のコメントが掲載されていたりすることもあるので、リフォーム会社の仕事内容を知るための有益な情報となります。

ほかにも、メールフォームや電話番号が掲載されているリフォーム会社のサイトでは、資料請求や質問ができるのでぜひ活用すべきです。

リフォーム会社のブログやSNS

リフォーム会社によっては、公式ホームページとは別に、ブログやSNS(ツイッター、フェイスブックなど)を運営しています。会社の代表者やスタッフが、比較的親しみやすい感覚で日々の業務について書き込みしていることがあり、会社やスタッフの印象・雰囲気を知るための手段になります。

情報サイト・ポータルサイト

インターネット上では、リフォーム関連の情報サイトが数多く運営されており、リフォーム会社紹介・比較サイトなども多く見られます。サイトで紹介されている内容は、インタビュー、施工事例のレポート、会社概要や技術などの紹介、口コミ情報(評判)などさまざまです。

いわゆるリフォームの「入門編」のような、初心者向きの内容の情報が豊富にあり、施工事例やリフォーム会社に関する解説もされているサイトは基礎知識を学びたい人にぴったりです。

口コミサイト・掲示板

建築・リフォームに関連する掲示板や口コミサイトには、リフォーム会社の口コミ情報・評判が寄せられる事も少なくありません。その会社を利用した人の体験談から業界関係者の話に至るまで、多様なコメントが集まっているため信憑性があるかどうかは別として、一つの参考情報にはなるでしょう。

インターネットから情報を得る際の注意点

リフォームの施工事例の写真は、スマートフォンなどの小さな画面ではなく、なるべくPCのような大きな画面で見るようにしてください。画像は細部までチェックすることをおすすめします。また、公式サイト以外の情報については信憑性に欠くものも多く見られる為、あくまで参考にする程度に留めておきましょう。

紙媒体・見学・体験談で情報収集を行う

資料やパンフレットといった紙媒体に、インターネットには無い詳細情報が掲載されていることもあります。ショールームの見学、実際のリフォーム体験者に話を聞ことで、理想のリフォームへと近づくことができます。

資料・パンフレット

リフォーム会社、建材・設備機器メーカーなどから会社概要やアピールポイントをまとめた書類や施工事例集などの資料(パンフレット・カタログ)を取り寄せて情報を得ることができます。資料は基本的には無料で取り寄せられますが、念のため、費用の有無を確認してから取り寄せましょう。

また、会社によっては材質など、実物の見本を取り寄せる事が可能な場合もあります。写真と実物とでは色や印象が異なって感じる事が多いので、実物を確認しておくことをおすすめします。

住宅専門雑誌

住宅・建築に関する専門雑誌も、有力な情報源となります。リフォーム専門雑誌にはリフォームプランに関する提案や、リフォーム会社の選び方、税控除や補助金に関する制度の解説など、リフォームを予定している者にとって、ためになる情報が満載です。

新聞の折り込み広告・チラシなど

新聞の折り込み広告や郵便受けに投函されるチラシ等からも、リフォーム会社に関する情報収集が行えます。こういった広告やチラシ類は、自宅周辺の地域をテリトリーとしている、いわゆる「地元業者」が出している場合も少なくないので、地元のリフォーム会社に関する良い情報源となります。現場見学会、ショールーム、無料相談等に関する情報が掲載されている場合もあるので、実際に見学へ行くときの参考にできます。

リフォームした現場の見学

リフォーム現場の確認は、リフォーム会社のスタッフ、リアルなリフォームの状態、仕事の質などを知る上で、有力な情報源となります。リフォーム工事を実施した住宅を、実際に見学して説明を聞く事ができます。事前に募集告知が行われるケースや、オープンハウスのようにいつでも見学可能な場合など、色々なパターンにて行われています。不動産業者が中古住宅を販売する際にリフォームを行うことがあり、その住宅が一般に公開されている場合も参考になります。その際には「オープンハウス見学」と表現されることが多いようです。

リフォーム会社によっては、直接会社へ行って「事例を見せて欲しい」と頼めば、見せてもらえることもあります。

リフォーム会社のショールーム、モデルハウスなど

リフォーム会社や建材・設備機器メーカーが運営するショールームやモデルルームは、集客・PRのために設営されており、基本的に無料で見せてもらえます。この種の施設には、最新の設備機器や技法が紹介されている場合が多く、リフォームに関する最新情報を知るためには欠かせません。会社のスタッフから説明を聞けて質問を行えるのはもちろんの事、最新の設備を実際に確認できたり、具体的な相談に応じてもらえることもあります。

リフォーム会社等の事業所(店舗)へ行って説明を聞く

気になるリフォーム会社にショールームなどがない場合、店舗や事業所に行きリフォームに関する説明を受けたり、相談に乗ってもらえたりすることができます。

また、こういった際にリフォーム会社のスタッフの対応内容がそのリフォーム会社を判断する上での材料にもなります。

リフォーム経験者の話を聞く

近所の方や地元地域の方たちからリフォーム体験談を聞き、地域のリフォーム会社の情報を収集します。特に、会社側とのやり取りや施工中の生活などに関して、困った点や苦心した点などが聞けるとなお良いでしょう。

実際にリフォーム工事を行った住宅を見せてもらえる場合もあります。リフォームを行った住宅を見学しながら施主側の生の体験談を聞く事は、リフォームをする上でとても参考になります。

ただし、インターネットの情報と同様、すべてを鵜呑みにするのではなく、1つの参考情報として考えてください。

セミナーに参加する

リフォーム会社、ハウスメーカー、業界関連団体、住宅供給公社、自治体など、様々な組織がリフォームに関連したセミナーを開催しています。

各セミナーは、「省エネリフォームセミナー」、「外壁リフォームセミナー」、「マンションリフォームセミナー」といったように、テーマを設定して開催されています。
講師は、基本的には主催会社・団体等の担当者や、それぞれの専門家(有資格者)が務めます。

施工の実演や施工現場の見学が行われるセミナーも開催されています。その際に収集できる情報量は豊富です。参加する場合には、自分の実施したいリフォームに関連した内容のセミナーを選ぶと良いでしょう。ちなみに、参加費は無料で事前予約制の場合が多いです。