給排水工事  |  洗面所(洗面台)  |  戸建て

水道周りの嫌なにおいの解決方法を教えてください

えまのーん えまのーんさん

現在築37年の戸建てに住んでいます。
夏場に雨が降ると水道まわりや排水溝から下水特有の嫌な臭いが湧き上がってきて、この時期はいつもとても不快です。現在はパイプ洗浄剤を流すことでなんとか臭いをけしていますが、根本的な原因をしりたい、直したいです。特に臭いがひどい洗面台まわりを直したいと考えておりますが、工事の期間や費用はどのくらいになりますか?
また併せて、考えられる嫌なにおいの原因と解決方法も教えていただきたいです。

2017年8月3日 9時15分

リフォーム会社の回答

  • 株式会社近畿住設

    対応地域(大阪、和歌山)

    えまのーん 様

    低気圧が接近し雨が降ると、パイプの中の気圧よりも室内の気圧が低くなる為に臭いが逆流しやすくなると考えられています。

    通常は臭いが逆流してきても、室内に侵入する手前でせき止める為に「トラップ」という機能を排水管に持たせていますので、「トラップ」が正常に機能していれば室内に臭いが逆流してくる事はありません。

    「トラップ」というのは配管の途中に設けるもので、例えば洗面台の場合はキャビネットの扉を開けると排水管がP字形若しくはS字形になっている部分があると思いますが、その部分が「トラップ」になります。

    P字形やS字形になっている為に、洗面台から排水を流すとその窪みの部分には常に水が残り、その水たまりがある事によって害虫や下水からの臭いがそこでシャットアウトされることになります。

    では、臭いが室内に上がってくる原因ですが、一つ目の原因は、そのトラップの水たまりの水が蒸発や毛細管現象、配管内の負圧による誘引等の原因で水たまりの部分が空っぽになってしまうと「トラップ」としての機能を有しないので臭いが上がってきます。

    二つ目の原因は、特に洗面台、キッチン等はそのトラップを有している排水管(A)と建物の床下から屋外まで配管されているトラップを有していない排水管(B)は直接繋がっておらず、洗面台やキッチンを設置する時に元々配管されている太い管のBに細い管のAを突っ込むという接続方法をとります。

    そのBとAの隙間は「防臭パッキン」と呼ばれるもので隙間を塞ぐのですが、そのパッキンが経年劣化等で伸びたり縮んだりして隙間ができるとその隙間から下水の臭いが室内に逆流します。

    一戸建て住宅で、常に洗面台をご使用している状況から考えると、今回の事象はその防臭パッキンの劣化(要はBとAの接続部の隙間が空いている)が原因だと思うので、それを修繕してもらうと改善されると思います。

     ありがとう

    2017年8月7日 09時28分

    通報する

この投稿は、2017年8月3日時点の情報です。現在とは異なる可能性がありますので、ご自身の責任のもと参考にするかご判断くださいますようお願い致します。