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平屋建ての木造住宅に、後から2階を付けることはできますか

periko perikoさん

実家で両親と同居することがきまり、少々手狭になるため、増築を考えています。
実家は木造の平屋建てで、築30年程度だったと思います。
建て替えも考えたのですが、もし2階建てに増築できるのであればそちらの方がいいのではと思っています。

そこで、リフォーム業者さんのご意見を伺いたいのですが
まず、平屋の家に、2階部分を付け足すような工事はできますか。
できる場合、こういう増設の仕方はよくあること(一般的に行われる工事)ですか。
一般的じゃない場合、その理由はなんですか。(たとえば「高いから」「耐久性に問題がでてくるから」など)
ご回答よろしくお願いします。

2016年6月24日 18時36分

リフォーム会社の回答

  • 有限会社山崎工務店

    対応地域(群馬、埼玉、東京、神奈川)

    1階に2階を増築する事を、業界用語で「お神楽」と言います。昔はよく行われた工事です。
    一つ、考慮しなければならない事があります。平屋建ての建物の基礎コンクリートの問題です。2階が載っても耐えられるフーチング基礎式(断面の形がアルファベットのTの字を逆さにした形)の布基礎であれば、多分2階を載せても耐えられるとおもいます。30年前に建てたものであれば、多分この形になっていつと思いますが、まれに平屋だと断面がI型の布基礎もありますので、基礎の外部を掘って調査する必要があります。あとは、基礎コンクリートに鉄筋が入っているかどうかもレーダー探査等で調べる必要もあるでしょう。

    どちらにしても、基礎の調査が必要です。昔は、たいした調査もなく2階を載せたあとに、数年で基礎の不動沈下が始まり、1階の建具が開かなくなったり、床が下がったりした事があったようです。防火・準防火地域以外であれば10㎡以上の増築は確認申請手続きは必要ありませんが、1階の上に2階を載せる工事は多分10㎡以上になると思いますので必要になってきます。基礎コンクリートは建築指導課も要チェックポイントだと思います。

    他に相談事がありましたら、出来る限りお答えいたしますので、ご遠慮なく問い合わせをしてください。 info@yamazaki-k.biz
    .

     ありがとう

    2016年6月26日 18時00分

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  • リフォーム会社

    平屋に2階を乗せるのは無理です。
    雪国などでは多雪の為構造的に頑丈なものとしていますが、平屋での構造と2階建ての構造では梁伏せなどが違います。もともと、2階建て建築を目的として建てたものならいいですが、そのような構造ではないと思います。
    2階荷重(建物荷重、家具荷重、人為的荷重など)に耐えきれずたわみが生じるでしょう。前者の御神楽とは、平屋に乗せるのではなく既存建物のまわりに独立柱(4角に通し柱を設置して)を立て平屋建物をはめ込むものです。構造的には各々独立性が保てれています。
     但し、地震の際には各々の独立性にため振動がバラバラなため折れる原因ともなりかねないので、低層住宅なので金物補強で揺れを共有化させた方がいいでしょう。
    高層建物や大規模の建物の場合、揺れの共有化で破壊される原因になるかもしれません。このように建造物で対処の仕方が変わるのです。大規模ほど事故の際には、細かいものを(付属物)切り離すことで事故の最小化を図るのです。
    このようなことが、一般的かどうかでは判断してはダメです。
    時間とともに自然に劣化してメンテナンスが必要となります。
    この周期が各々別の周期になる為、ランニングコストは当然高くなります。
    歳月が経てば経つほど重くのしかかるのです。このことを踏まえなるべく同一周期になるように工夫することです。
    最初に既存建物の劣化箇所も点検して補強するなどしてなるべく、同一周期にするなど考慮することです。1級建築施工管理技士建築・建築士川西

     ありがとう

    2016年6月26日 20時56分

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この投稿は、2016年6月24日時点の情報です。現在とは異なる可能性がありますので、ご自身の責任のもと参考にするかご判断くださいますようお願い致します。