外壁張替え |  戸建て
外壁リフォームで上張りは耐震性は本当に大丈夫?

最近雨漏りが原因で外壁リフォームを考えているのですが、外壁が原因ということが調べてもらいわかりました。
その調べてもらった会社にそのまま雨漏り修理の依頼をお願いしたのですが、提案されたのが、今のサイディングの上から新しいサイディングを上張りする方法を勧められたのですが、現在の外壁の上に、さらにサイディングを貼るとなると、耐震性や本当に雨漏りしてこないのかがとても不安です。その会社に聞けばいいだけなのですが、上手い具合にかわされそうで・・・
今のサイディングの上から新しいサイディングを上張りする方法しかないのか、ほかにも方法はあるのか教えていただきたいです。
リフォーム会社の回答
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はじめまして。
株式会社住まいDesignですまいるーふを運営しております、渡邉と申します。
恐らく、現在のサイディングは窯業系で上から金属サイディングを重ねる工事を提案されてるのではないでしょうか。
耐震性に関しては下がる傾向にあります。
理由は重くなるからです。重い建物は揺れが収まりにくく外壁に破損が生まれやすくなります。しかし、重量の増加も金属サイディングであれば、耐震性について気にするような程ではないと思います。
一番問題なのは結露と雨漏りしてしまった場合の対処です。
まず、壁を二重にする事で内部結露が起こる可能性があります。
これは既存の骨組みとなる壁の下地木材を痛めてしまう事があります。
また、雨漏りしてしまった場合、原因の究明がかなり難しくなります。
原因が分かったとしても、壁が二重になっていると補修に相当な費用と手間がかかります。
もしサイディングカバーで工事をするのであれば、工事の保証について納得できる内容でご契約頂くのが最善かと思います。
他の工事方法ですが、部分的に補修する方法も御座います。
築年数にもよりますが、平成20年に窯業系サイディングの厚みが最低12㎜から14㎜まで引き上げられました。
平成20年以前に建てられた建物であれば、12㎜サイディングが使われている可能性があり、この場合、部分補修をしようとしても厚みが合わず、綺麗な仕上がりにならない為(仕上がりにこだわらなければ部分補修も可)、一面で区切って工事したりします。
下記工事方法を参考にしてみて下さい。
①全面張り替え
既存の外壁を剥がして新たに外壁を作り直す。
一番予算がかかるが、下地の補強や野地板を施工する事が出来、耐震性を高める事ができる。また、一番長持ちさせることが出来る。
②面張り替え
雨漏りのあった面に限り張り替えをする。
補強等もできるが、その面だけ新しくなり見栄えはいいとは言えない。また、後に違う面をやりかえる時に手間が若干増える。
③全面カバー
張り替えよりも安価で工事でき、見栄えは良い。
重さは平米6Kg程増し、壁が二重になる事でデメリットがでる可能性がある。
④面カバー
雨漏りのあった面に限り重ね張りをする。
③よりも更に金額は落ちるが、後に他の面を工事するとなると手間が増える。
⑤部分補修
箇所を断定して部分的に補修する。
恐らく一番安価な方法だが、専門的な知識と技術がないといい結果が生まれない事もしばしば。
また、工事する平米数が小さくなればなるほど割高になる可能性は十分にございます。
金額の絶対値は下がりますが、平米あたりの単価は上がってくるはずです。
どの方法で、いくらぐらいの金額になるのか、その費用対効果をしっかりとお考えになられる事が最善の道ではないでしょうか。
足場を必要とする工事になると思いますので、併せて足場がないとできない工事も同時にお考えになられてはどうでしょうか。ありがとう2018年8月22日 15時11分