外壁張替え  |  戸建て

ガルバリューム鋼板ってどうなの?

tetu.sat tetu.satさん

外壁のリフォームを考えていますが 業者の方に聞いたのですが、通常10年ほどで外壁を張り替えたりするそうですが、ガルバリューム鋼板というものにすると30年は替えなくてもいいし、断熱効果がかなり高く光熱費も抑えられる勧められたのですが、金額が高く迷っています、実際のところ業者の方の言っている事は本当なのでしょうか。

2021年2月24日 17時14分

リフォーム会社の回答

  • 現在ほとんどの外壁材(金属等)はガルバが多いです。断熱効果を期待するなら
    金属サイデイングの事でしょうか。劣化した外壁の上に下地を施工して
    施工しますので、断熱効果があると業者の方は、お伝えしたのだと思います。
    断熱効果は、少しは良くなります。

     ありがとう

    2021年2月24日 18時53分

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  • 株式会社希望設計

    対応地域(愛知、北海道)

    tetu.satさん

    こんにちは。

    外壁へのガルバリウム鋼板については、いわゆる「金属系サイディング」と、近年では屋根板金としてのガルバリウム鋼板を外壁材として貼るパターンもあり、御相談の文書からはどちらか分かりませんが、とりあえずは一般的な金属系サイディングとして説明させていただきますね。

    ちなみに、サイディングには、この「金属系」の他には「窯業(ようぎょう)系」と「樹脂系」がありますが、北海道では費用面やデザインの多さなどから「窯業系」の方が多く見かけます。

    まず一つ目に業者の説明で気になるのは、近年ではそうした外壁を新築時から10年で貼り換える方はほとんどいないかと思います。

    特に最近は製品上の耐久性も上がっていますし、機能的な納まりとして『通気層』を確保した施工も普及していますので、かなりの年数は持ち応える様にもなりました。

    只、部分的な腐朽があったりはするので、その際には部分的な交換や修繕、または塗装によって対応するのがほとんどとなります。

    それから、外壁それぞれの耐久性についてですが、「金属系」のみが特化して30年の耐久性があるのかというと、あくまでも製品単体ではあるのかもしれませんが、建物自体全体としてトータルで考えた方が良いかと思います。

    つまりは、窓廻りや換気口周辺、そして屋根板金の塗装、そしてもっと言えば壁内の断熱材等も考慮すると、外壁材だけが30年持つと言われても結果的には10年単位でのメンテンナンスは必要になると考えておいた方が間違い無いと私は思います。

    ですから、必ずしも金属系のみが優れていると一概には言えず、トータル的な御予算も考慮し、窯業系も視野に検討されるのもありかと思います。

    ちなみに、金属系サイディングの弱点は意外と金属製のわりに表面への打痕や傷つき等、破損し易いという面があります。

    それから、もう一つ気になる説明に光熱費の話が出ていましたが、外壁サイディングには先述にもありましたが『通気層』というものがあって、外壁の内部に外気を通して、文字通り通気をする事によって壁内結露や腐食を防ぐ機能を果たしています。つまり表面的な外壁サイディングの裏側には外気が入っているのですから、外壁自体での断熱効果は無く、あくまでも断熱効果を期待するのであれば壁内の断熱材の精度を上げるか、窓サッシ等の開口部の断熱をきちんとしなければ体感的にはなんら変わりはないと思った方が良いと思います。

    事の次いでのアドバイスではありますが、外壁工事の方法として、近年までは既存の外壁の上から更に上貼りする業者が多数出回っておりましたが、建物的にはデメリットとしか思えない上貼り工法を私は勧めておりません。

    以前までは、そうした建築業者でもない素人の訪問販売業者が、上貼り金属系サイディングの過剰な耐久性や、通気層の概念を無視した断熱性能を語り、外壁工事の販売が横行していた時期もありましたので注意が必要です。

    「建築」についての考え方は皆それぞれにありますので、一概にこれだという正解は無いのだろうと思いますが、その他もし宜しければいつでも御問い合わせ下さい。

    御参考頂ければ幸いです 。

     ありがとう

    2021年2月25日 01時53分

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この投稿は、2021年2月24日時点の情報です。現在とは異なる可能性がありますので、ご自身の責任のもと参考にするかご判断くださいますようお願い致します。