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サイディングの外壁は、重ね張りより全張替えの方がいいの?

外壁張替えのご相談です。
築20年の家です。
サイディングの外壁で、
1社に外壁リフォームの現地調査を依頼しました。
すると、外壁の洗浄や補修ではなく、
全張替えの提案がありました。
予算などを考えると、張替えであっても、
原状のものの上から張る方法の方が安いので、
そちらの選択肢はないのかと感じています。
外壁の雰囲気を変えたいなどの要望はありません。
私の勝手な判断だと、そこまでのキズやヒビなどはありません。
リフォーム会社の理由はこうです。
雨漏れのリスクや家を傷つけないためにも全張替えの方が良いという説明です。
本当にそうなのでしょうか?
不安だったのでご相談させていただきました。
リフォーム会社の回答
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リフォーム会社
初めまして。私の地域では外壁張替え工事(金属サイディング)の場合は重ね張り(カバー工法)が主流です。
既存の壁を剥がして外壁を張った場合・・・
①既存の壁を剥がす作業代がかかる。
②既存の壁を剥がした残材処分費がかかる。
既存の壁の上に重ね張り(金属サイディング)をした場合。
①既存の壁を剥がす作業代がかからない。
②既存の壁を剥がした残材費用がかからない。
③金属サイディングを重ね張りをした場合は地震に強くなる。
④外から聞こえる音が小さくなった。
⑤冬の暖房費が少なくなった(これは地域差があると思います。こちらは冬寒いので。)
現地を見ていないので一般的な事を書いてみました。
参考になればと思います。ありがとう2016年7月11日 16時59分
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はじめまして
早速ですが、サイディング材には主に窯業系と金属系の2種類があります。
現状がどちらかによって有効な施策は変わってきます。
まず、現状が窯業サイディングの場合、重ね貼りはあまりお勧めいたしません。
理由は前記の2社さんとほぼ同じ見解です。また窯業サイディング材はかなりの重量がありますので、現状の基礎、軸組に対して、耐震性などを考えた場合かなりの負荷となり、そういった意味であまり良い方法ではないと思います。
一方、金属サイディングの方は構造及び施工上の納まりに問題がなければよろしいかと思います。
ただ、なぜ張り替えを勧められているのか、その業者さんの見解が不明ですのでなんとも言えませんが、塗装工事ではダメなのでしょうか?
例えば、現状が窯業サイディングの場合、ジョイント部の目地のシールが切れていて、そこから湿気が廻ってサイディング材が劣化して再生不能状態になっているようねケースをたまに見かけますが、そうでもなければ、目地の打ち替えと塗装工事を行えば機能的にもコスト面でも景観的にも有効であり、十分なのではと思いました。
もちろん、金属サイディングでも塗装はできますし、金属の場合はジョイント目地のシールがありませんので、さらにコスト減となりメリットもございます。
以上、あくまでも私の推察による見解ですので、ご寛容のほどよろしくお願いいたします。ありがとう2016年7月12日 11時47分