外壁塗装・防水工事 |  戸建て
塩害に強い塗料はありますか?

海から20キロほどある高台の住まいです。
台風などの暴風雨の際、窓ガラスや外壁にベタつきがあり、塩害とのことです。
最近の外壁用塗料は、光触媒といったものも多く聞きますが、塩害に対する耐久性についてはいかがでしょうか。
今のところ、暴風雨の後は水道水をかけて軽く流していますが、塗料によってその手間が軽減させるものはございますか。
リフォーム会社の回答
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お世話になります。
塩害についてというよりも一般的に耐久性のある塗料はフッ素塗料(12年くらい)やシリコン塗料(10年くらい)
などとなります。高品質なフッ素塗料で塗装することは劣化が進みにくいという事になります。
また、フッ素よりも耐久性の良い塗料もございます。
しかしフッ素だからどのメーカーのフッ素塗料でも同じような耐久性という事ではなく、
質のあまりよくないフッ素塗料やフッ素塗料とうたっているものより耐久性の良いシリコンやウレタン塗料もあります。
また塗装する職人の技量や下処理の仕方、塗料の扱い方によっても耐久性に違いが出ます。
潮風に含まれて付着した塩は、そのまま乾燥すると外壁よりもアルミサッシ部分やカラーベスト(屋根材)
の劣化を早めます。洗い落としていただく方が綺麗で長持ちしますので、車と同じように強風や台風の後などは洗い流すことをおすすめします。
外壁塗装時は屋根や樋、軒天井などの付属物も塗装し、外壁がサイディングの場合はコーキングを打ち直すのですが
コーキングや樋、木部塗装の劣化が一番早く10年も持たないくらいです。
塗装時期は一番早く塗装が劣化する木部(耐久年数5~8年)やコーキング(8~12年)などにサイクルを合わせると
良いかと思いますので、むやみに耐久性の高い(価格の高い)外壁塗料を選ぶ必要はないのではないかと考えます。
お家に合った質の良い塗料をきちんとした腕で塗装してくれる信頼できる職人さんに塗装していただき、
塗装サイクルを10~13年くらいにすることをお勧めしています。ありがとう2022年5月15日 20時30分